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「キャプテンハーロック/次元航海」 原作・総設定デザイン:松本零士×漫画:嶋星光壱
投稿日 : 2016/05/15(Sun) 09:20
投稿者 Excalibur
参照先
「チャンピオンRED」2014年10月号から連載が始まっている「宇宙海賊キャプテンハーロック」のリブート作品。

「第二の故郷」地球を目指す女王ラフレシア率いるマゾーン、だらけ切った地球に見切りをつけながらも敢然と立ち向かうハーロックという対立図式は同じで、新しくアルカディア号に乗り込むことになる台羽正が副主人公なのも同じ。
ただ機械化帝国を滅ぼした英雄として星野鉄郎の名前が語られたり、エメラルダスや(回想シーンだが)大山トチローも早々に登場し、当時の「ハーロック」と「銀河鉄道999」、「Queenエメラルダス」の3作品は密接な関わりがあるとの原作者発言をアニメーション作品以外で実現させたのはリブートならでは。

また銀河系最強の艦隊として「まほろば」「Gヤマト」「凌駕」「ユーノス」「アストレア」が、そしてかつて地球を襲った侵略者として「ガミラス」「デザリウム」「イルミダス」の名前が出てくるのは、小説として発表された「銀河鉄道999/ウルティメット・ジャーニー」や幻の映画化企画「Cosmo Super Dreadnought まほろば/超時空戦艦」からの転用・流用だろうし、かつてのTVシリーズ版「宇宙海賊キャプテンハーロック」の切田長官ポジションで出てくる太陽系連邦ガイアフリート副司令官キリタは、フルネームが「キリタ・イソラ(切田威天来)」と設定されているので、近年作られたCGアニメ版「キャプテンハーロック」に登場するガイア・サンクションのイソラ長官と重ね合わせるなど「ハーロック」物の集大成を目指しているようだ。

第1巻は2015年1月号掲載までの4話分を収録。
現在の地球の状況や主要キャラクターの紹介を経て、クスコ教授次いで父親の台羽博士を失った台羽正が、ハーロックと出会ってアルカディア号に乗り込むまで。
ちなみにアルカディア号のデザインは、艦首にドクロを配した所謂「マッコウクジラ型」のデザインではなく、最初に発表された漫画及びTVアニメ版に準じたものとなっているのが珍しい。

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第4巻
投稿日 : 2016/08/24(Wed) 21:38
投稿者 Excalibur
参照先
「チャンピオンRED」2015年12月号〜2016年2月号、4月号〜5月号掲載分を収録。

ジョジベルの討伐部隊はいよいよアルカディア号との交戦状態に入る。
だがその前にアルカディア号乗組員たちの思考をスキャンしようと試み、深く眠りにつく男と膨大な記憶を持つ女の存在を知るのだった。
一方地球へと戻った台羽正は衝撃の事実と直面し、また大山敏郎(トチロー)とエメラルダスの忘れ形見・大山まゆには地球政府の魔手が伸びていた。その彼女を護るため、地球に残る決心をするゼロ。
その中で暗躍する波野静香は、台羽やキリタにも接触を図る。彼女の目的は何か――?

先ごろ上演された舞台版はこの4巻までの展開をベースに組み立てられているので、舞台版から興味を持たれた方は今が作品そのものに触れる丁度良いタイミングかもしれない。
舞台版そのものも来年1月に大阪での再演が決定している。

近年の松本ユニバースがベースになっている本作、ミーメはニーベルング族の出身ということになっているが、有紀螢も「ダナサイター」と呼ばれる特別な存在であることが明らかに。
これは「ミライザー・バン」との関係を示唆しているが、おそらく「火聖旅団 ダナサイト999.9」ともリンクするのだろう。

また再会したゼロとまゆの会話から、かつて巡を交えて3人で宇宙を旅したことが判るが、これは「アレイの鏡」。
さらに巡=大地巡ということで「銀河鉄道999/透明宮への旅」も重ねているようだ。
松本零士本人の手でこれらの繋がりが語られる可能性が少なくなってしまった今、今後のこの作品の展開に期待したい。

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第3巻
投稿日 : 2016/06/25(Sat) 17:37
投稿者 Excalibur
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「チャンピオンRED」2015年7月号から11月号掲載の第10話から第14話までを収録。

バミューダ海へと突入するアルカディア号、そこでハーロックと台羽正が見たのは、海底ピラミッドに眠る王女の姿だった。マゾーンはこれほど美しいものなのか、呆然とする台羽だった。
そこへキリタの乗るガイアフリート旗艦オケアノスが出現するが、無用な争いを避けるべくハーロックは平然と敵前逃亡を命じる。自分に花を持たせるハーロックの行動に、忸怩たる思いのキリタ…。
海賊基地デスシャドウ島でオーバーホールを済ませたアルカディア号は、マゾーン主力艦隊との決戦を決意するが、自らのすべきことを見つけた台羽は、艦を降り地球へ。そしてトチローの忘れ形見・大山まゆを護るべく、アンドロイドのゼロもまた地球へと向かう。

大山まゆ、そしてゼロの登場で旧作との決定的な違いが現れる。
また旧作では次第に”その他大勢”になってしまっていた台羽正が、本作における主人公として独立した活躍を見せ始めるのも大きな違い。
まゆも、TVアニメ版の”守られるべき無垢な少女”ではなく、自らの意思を持って戦う決意を固めた少女戦士としての色が濃い。彼ら彼女らによって、これから旧作とは違ったどんな物語が紡ぎ出されるのか期待したい。

他作品とのリンクとしては、次期地球連邦首相に立候補した人物がボルカザンダ。
そして有紀螢は何やら「ミライザー・バン」の有紀螢と繋がりがある…?

その有紀螢、デスシャドウ島では松本零士タッチとはちょっと違った、より肉感的なビキニ姿を披露してくれるので、台羽くんならずともドキドキ。

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第2巻は
投稿日 : 2016/05/23(Mon) 21:37
投稿者 Excalibur
参照先
――「チャンピオンRED」2015年2月号から6月号に掲載された5話分を収録。

マゾーン機の残骸を回収に行くとハーロックに言われ出撃する台羽正。しかし実は残骸などではなく、マゾーンの偵察機だった。見事マゾーン機の攻撃をかわし撃墜する台羽に合格点を付けるハーロック。実戦での反応が見たかったのだと。そして捕えられたマゾーン機のパイロットと相見え、初めて「父の敵」の存在を意識する、という流れは原作に準じたもの。アルカディア号に違和感を感じている台羽が、少しずつ成長していく過程が描かれている。

その一方で回想シーンでは、ハーロックとトチローの出会いの様子が取り上げられているが、この件は原作版「Queenエメラルダス」や劇場版「わが青春のアルカディア」をミックスしてアレンジした感じだろうか。二人の同期の親友・真田というのは、やはり”あの”真田なのだろうか。

ミックスといえば、女王ラフレシアから対ハーロックの責任者に任命されるジョジベルは原作にも出てくるキャラクターだが、本作でラフレシアの副官を務めるクレオはTV版「ハーロック」のオリジナルキャラクター。
またキリタはガイアフリートの副長官という職責にあるが、では司令長官は?というとこれが「藤堂」という人物。ハーロックにもキリタにも理解を示すという役回りは、やはり「藤堂長官」なのだろう。

ラストは原作にもあった「地球の投影図がずれて見える」という怪現象を解明すべく、アルカディア号がバミューダ海域へ向かうところで幕となる。

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