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「4ジゲン」 にざかな
投稿日 : 2006/09/15 13:49
投稿者 久保田r
参照先
2006年9月10日 (株)白泉社 花とゆめコミックス・スペシャル

 雑誌「LaLa」で連載中のコメディマンガ。作者名のにざかなとは、原作者のにざさん(男)と作画のかなさん(女)の名を足したもの。にざさんは仙台市在住、かなさんは盛岡市在住という離れた場所に住みながらコンビを組んでいる。この住居環境ゆえに顔を合わせて打ち合わせをするということがなく、会話もすることなく黙々とネタのみをやりとりして作品を作っている異色のコンビ。

 さて、マンガの内容は、定時制高校が舞台となっていて、あらゆる人物が集うという利点を活かしているシュールな笑いが特徴のマンガ。教師も生徒も個性的なキャラが多く、かなさんの描く綺麗な線の少女漫画テイストのキャラがブラックなネタを淡々と喋っていて楽しい。老人も若者も教師も子どもも宇宙人も(!?)みんなネタとなっているので、学園が舞台とはいえ幅広い範囲で楽しめる作品となっている。

 一遍紹介。

     タイトル「殲滅させてよ」

   地球儀にピンを刺し、悩む宇宙人(18歳)。
   宇宙人:…どこから潰せば 効率よく地球を征服できるだろう…
   他生徒が見守る中、石田恵(19歳/女)が現れ、意見を言う。
   石田恵:「とりあえず 渋谷と歌舞伎町に集う人間どもを消せば日本は扱いやすくなると思うな…何となく。あと秋葉原」
   宇宙人:…なんとなく…異論はなかった…
   そして宇宙人(18歳)は、メモをとった。


 こんな感じ。画風が綺麗なのでよりシュールさが味わえる。お試しあれ。

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第3巻
投稿日 : 2015/01/22(Thu) 15:27
投稿者 久保田r
参照先
 2013年5月10日 (株)白泉社

 今回は37ケ月ぶりに刊行となった第3巻。原作者と作画者の制作姿勢は相変わらずのままで、表紙裏の作者紹介のスペースには男女が手を繋いで歩く標識の絵が描かれているが、コメント欄には「このシルエットは合成です。連載時から現在まで手と手を取り合うことなく〜(以下略)」と書いてある。原作者がネタを送り、作画者が絵を描くという離れた場所に住む異色コンビの少女向けギャグ漫画作品。

 第3巻は、これまで通りレギュラー・キャラクターがダジャレ的なネタを展開するという安定した内容で、ところどころに強引なネタもありつつ、でも定時制とはいえ高校モノなのでこれはこれでアリかと。元暴力団の海堂と、大人の時間の一の瀬あやめと、黙々と奇妙な絵を描くスケッチ少年の野宮伸が私的お気に入りキャラ。

 途中、購買部ネタで「B.B.Joker」のキャラクター、修が登場し、相変わらずの勘違いナルシスト発言を連発している。終盤には、「B.B.Joker」の他のキャラクターも登場し、懐かしのギャグを展開している横を「4ジゲン」キャラの藤嶋隼人が通り過ぎている。

 作品の最終ページには「第一部 完」の文字が。果たしてこれは…!?

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第2巻
投稿日 : 2010/07/06 16:38
投稿者 久保田r
参照先
2010年4月10日 (株)白泉社

 前巻から43ケ月ぶりに刊行となった、待望のというか忘れた頃に何喰わぬ顔でひょっこり戻って来たという感の第2巻。雑誌掲載を読まない私は、てっきり連載終了となったかコンビ解消となったかフェードアウトしたのだなと勝手に推測していたので、書店で第2巻を発見した時は、嬉しい驚きとまだ続いていたのかの2つの驚きが同時に沸き上がった。いずれにせよ、いつの間にか終了していたという消え方ではなくて安堵した。ちなみに作者は、ネタ担当のにざ氏(男性)と作画担当のかなさん(女性)によるコンビ。表紙裏の作者紹介欄には「連載時は直線距離にして467kmを隔て、一切の接触を断ち制作されております」と書いてある。

 第2巻は、前巻のキャラを引き継ぎながら新キャラを少々織り交ぜた構成となっているため、43ケ月ぶりとはいえきちんとシリーズが引き継がれてあって違和感なく読むことができる。架空の定時制高校に通う生徒と教師という設定のためか幅広い年齢と様々な事情を背負った生徒が多く、個性豊かな一風変わった学園ギャグマンガが楽しめる。絵柄が綺麗に整った少女マンガとなっているため、奇妙なネタでも見やすく描かれてあり読みやすいのが良いところ。キャラの中には学校に入り浸っている地球侵略を目論んでいる宇宙人がおり、こういった未確認生物キャラを特徴としているにざかならしさが表れている。

 多くの登場人物の中で気に入っているのは、一ノ瀬あやめと海堂達也。どちらも暗い過去を背負いつつまっとうになろうと定時制に通っているところがツボにハマった。この2人のネタの他に第2巻で一際目を引いたのが「元素キャラ」。元素周期表をもとにオリジナルキャラを作り、『元素記号をビジュアル化しストーリ−仕立てで覚える』というもの。ページの都合からかさすがに全元素は描かれていないが、元素の特性をそのままキャラの特性としたファンタジー系RPGゲームのような魅力的かつ知性のある20の元素キャラが4ページに渡って描かれている。もし残りの元素キャラも完成し、元素と元素のぶつかり合いによる壮大なバトルストーリーが繰り広げられれば、それこそスペクタクルな作品が生まれると思うが、どうやら作者にその気はないよう。残念といえば残念だが、ネタを振るだけ振っておいて、要望を寄せた読者に対し「困ります」の一言で一刀両断してしまうところがにざかならしくてよろしいかと。
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