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「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」
投稿日 : 2017/03/06(Mon) 14:54
投稿者 久保田r
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2017年2月25日「第1章」劇場公開

<スタッフ>
監督:羽原信義
副監督:小林誠
原作:西崎義展
製作総指揮:西崎彰司
企画:河野聡
シリーズ構成:福井晴敏
プロデューサー:古川寛高
キャラクターデザイン:結城信輝
メカニカルデザイン:玉盛順一朗、石津泰志
美術監督:谷岡善王
色彩設計:福谷直樹
撮影監督:堀野大輔
編集:小野寺絵美
音楽:宮川彬良
音響監督:吉田知弘
オリジナルサウンドエフェクト:柏原満
アニメーション制作:XEBEC
製作:宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会

<キャスト>
古代進:小野大輔/森雪:桑島法子/島大介:鈴村健一/真田志郎:大塚芳忠/南部康雄:赤羽根健治/相原義一:國分和人/徳川彦左衛門:麦人/佐渡酒造:千葉繁/太田健二郎:千葉優輝/山本玲:田中理恵/新見薫:久川綾/榎本勇:津田健次郎/桐生美影:中村繪里子/山崎奨:土田大/鶴見二郎:河本啓佑/沖田十三:菅生隆之/藤堂平九郎:小島敏彦/芹沢虎鉄:玄田晢章/山南修:江原正士/ズォーダー:手塚秀彰/サーベラー:甲斐田裕子/バレル:てらそままさき/キーマン:神谷浩史/スターシャ:井上喜久子/テレサ:神田沙也加、他

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第4章「天命篇」第14話「ザバイバル猛攻・テレサを発見せよ」
投稿日 : 2018/05/31(Thu) 13:55
投稿者 久保田r
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 ゴーランド艦隊を打ち破ったヤマトは、テレザート星へと急行する。先行して敵部隊と戦っていた永倉志織の率いる部隊は、圧倒的な物量の戦車群にも怯むことなく戦い続けて戦線を維持し続けていた。テレザート星を囲っている岩塊を砕くために古代と真田が出撃。爆破装置を仕掛ける最中にビーム砲の攻撃を受ける。死角からの攻撃方法にガミラスの反射衛星砲がコピーされていることを知ったキーマンは、反射衛星砲の中継基地に向けて出撃。制御盤を操作して反射角度を変え、テレザート星の岩塊へと撃ち込むことに成功する。真田の仕掛けた装置が爆破し、テレザート星の岩塊が次々と崩落する。そこへ、前線の空間騎兵隊の前にガトランティスの陸戦師団長が現れ、強烈な一撃で空間騎兵隊の戦力を大幅に奪う。隊長の斉藤始は、永倉以下部下を撤収させ、陸戦師団長のザバイバルとの一騎打ちに臨み、好機を活かして勝利を手にする。星を覆っていた岩塊がなくなったことでテレザート星の本来の美しい惑星が出現。古代、真田、斉藤の3人は、テレサと会話をする。そこへ、予期せぬ人物が現れる。

 「ザバイバル猛攻」というタイトル通り、冒頭から速いテンポでの戦いの連続。先行して降り立った永倉志織が副隊長として凛々しく指示を飛ばしており、頼もしい存在。旧作では生身の人間が戦う描写が多かったが、今作では大幅なアレンジが施され、斉藤始の考案した小型の人型機動兵器を使用したスピード感のある戦闘シーンがふんだんに盛り込まれている。そして地上戦のクライマックスは、やはり隊長同士の一騎打ち。ザバイバルの方に儀を重んじる節があり、名乗りを上げてからの格闘戦は迫力があって見応えあり。最期の一幕もザバイバルらしい身の処し方。

 いつの間に合流したのか古代と真田と斉藤がテレサのところへ。テレサのいる場所までの道中はサクッと通り過ぎたためミステリアスな雰囲気が味わえなかったが、テレサと会ってからは、真田さんの説明によってテレサがどういった存在であり、何故ヤマトがここまでわざわざ来なくてはならなかったのかが理論的に理解できたのはよかった。そしてそれを簡単な一言で要約してしまう斉藤隊長もよい働きをしている。

 旧作にはなかったデスラーとの邂逅。さてこれからどうなる…といったところで次章へ続く。
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第4章「天命篇」第13話「テレザート上陸作戦・敵ミサイル艦隊を叩け!」
投稿日 : 2018/05/24(Thu) 14:11
投稿者 久保田r
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 惑星表面にいくつもの巨大な建造物のようなものが出現。テレザートを守備するガトランティスの艦隊司令ゴーランドは、自身のクローンである息子のノルに自身のルーツを語りながら、原生動物の砂竜をことごとく殲滅していった。若いノルは、聞かされた自身のルーツに感情の揺らぎを覚えながらも初陣の時を待っていた。ヤマト艦内では、古代が桂木透子の尋問を行っていた。問いかける古代に桂木透子は混乱させるような言動をし、「シファル・サーベラー」と本名を明かしてこの日の尋問は終わった。テレザートへの上陸作戦の会議が行われ、古代が敵艦隊との中間に位置する巨大な岩塊に波動砲を撃つことを宣言する。ワープブースターによって航空隊と空間騎兵隊が先行して送り込まれ、上陸作戦がスタート。続いてヤマトが小ワープをしたが、ゴーランド艦隊から次々と放たれる破滅ミサイルに苦戦を強いられる。盾となる巨大な岩塊が砕かれ、ヤマトにはもはや波動砲を敵艦隊に向けて撃つしかなかった。乗組員らに最終決断が迫られ…。

 ヤマトには波動砲を撃つ覚悟と試練が描かれ、対するゴーランドには愛によって生じる不合理、言い換えれば愛へのこだわりといったものが描かれてあり、少し不思議な捩れ現象のように見える内容の回。

 これまで愛を語るのはヤマトの専売特許のように感じていたが、こと「2202」に於いては敵のガトランティスの方が頻繁に愛を口にしており、愛とはいかに不合理であるかを繰り返し説くことによって、逆に愛とは何かを哲学的に考え、愛に対して至極真面目に向き合っている人種のように思えてきた。

 そのため今回のドラマはヤマトにではなく、ゴーランドの方にあったと感じた。もちろん、波動砲を撃たないという約束を破って敵に向けて撃つという決断には相当な覚悟が必要で、古代がたった一人で背負うのではなく乗組員全員で背負うべきだと一致団結へと向かう描写にもドラマはあったが、それよりもゴーランドが初陣を迎える息子に向かってルーツと心構えをしっかりと話して聞かせる描写の方が愛を物語っていて切なかった。ノルの揺れ動く若者らしい心理状態境も短いながらも丁寧に描かれていたし、ゴーランドの最後のセリフが全てを物語っていて心から切なくなった。彼らは本当は体で愛を十分に分かっているのでは、と思う印象的な内容の回だった。
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第4章「天命篇」第12話「驚異の白色彗星帝国・ヤマト強行突破!」
投稿日 : 2018/05/17(Thu) 15:04
投稿者 久保田r
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 大帝の意思を受けて銀の髪を黒く染めた夢を見た桂木透子は、目が覚める間際に見た銀の髪の女性の存在に動揺していた。ヤマト艦内では、第11番惑星の戦いで敵に位置が把握されていたことからスパイがいるのではないかという疑惑が広まっていた。キーマンは人目を避けて桂木透子に接触し、反応を引き出そうとする。その様子を物陰から窺っていた山本玲も、桂木透子にカマをかける。だが、反撃に遭い桂木透子は逃走。すぐさま空間騎兵隊が捕獲に乗り出すも、取り逃がしてしまう。その時、監視していた白色彗星が忽然と姿を消し、第一艦橋内に緊張が走る。そして再び現れた時、白色彗星はすぐ目の前にあり、ヤマトは巨大な重力によって引き寄せられてしまう。

 意外にも早いヤマトと白色彗星のご対面の回なのだが、正面からのヤマト vs 白色彗星という構図ではなく、理由ありに満ちた謎だらけの展開となっており、ご対面というよりもニアミスといったところ。真っ向勝負の前の様子窺いといった趣きで、ヤマトは白色彗星の内部をチラ見したことである程度のデータは取れただろうし、ズォーダーはヤマトと接触したらどのようなことになるかということが分かっただろうし、お互いの存在をチラッと直接体験したといったところ。

 そのため、この回の注目すべきところはヤマト vs 白色彗星の戦いではなく、内部で蠢く人物こそが主役。その人物とは、桂木透子。彼女の正体が明らかになり、他者にはない能力に圧倒されながらも、その存在は愛に縛られた悲哀に満ちており、意外にもその存在に依存しているズォーダーの悲哀や皮肉といった側面も窺える内面重視の内容となっている。

 作品は、今より遥か未来の地球人以外との接触を描いているSF作品であるため、サーベラーのような存在もあり得るのだろうが、旧作にはこういったテイストはほとんど見られなかった。敵であっても人の肉体の命の限界の中で物語が紡がれていた。私はそういった体温を感じることのできる「ヤマト」が好きだったため、今回のような物語はあまりにも切なくて寂しささえ感じる。
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第4章「天命篇」第11話「デスラーの挑戦!」
投稿日 : 2018/05/05(Sat) 14:40
投稿者 久保田r
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 惑星シュトラバーゼの戦いで敗れたガトランティス艦隊は、復讐の念に駆られてヤマトを倒すべく追跡する。ヤマト艦内ではブリーフィングが行われ、テレザート星の構成や、おそらくテレサはが反物質の存在であること、また周囲にはガトランティス艦隊が展開していることが報告され、一連の話を聞いた土方司令は「波動砲の使用も考慮すべき」と告げる。一方、ズォーダーの元に身を寄せて復活したデスラーは、ワープ開け直後にデスラー砲を発射し、ヤマトを追っていたガトランティスの”汚染艦隊”を粛清する。そのままデスラーは、瞬間物質移送機を使ってヤマトにミサイルを送り込んで攻撃を開始。ヤマトは、捕捉圏外からの攻撃に翻弄され、四方を囲むミサイルの隙を突いてワープするも、ワープ開けした場所は次元の断層の狭間であった。

 デスラー復活!これに尽きる回。やはりヤマトの宿敵はデスラーであった!を、再確認、またはデスラーの存在自体と魅力とを堪能できる格好いい展開となっている。

 監視役のミルと会話をしながらその姿を現し、ワープ開け直後にデスラー砲を発射した際は、まさかヤマトか!と、ヒヤッとしつつ、標的はヤマトへの復讐に燃えたガトランティスの”汚染艦隊”であり、事前通告もなく一瞬で粛清したその姿勢には、相変わらずの冷酷さと”ヤマトへの復讐”という点に於いて一抹の皮肉さを覚える辺りに本作でのデスラーの悲哀さを予感させる巧みな登場シーンであったと思う。

 また、用意周到に敵を追い込む冷徹さと、目的達成のためならばズォーダーから預かった艦隊をも躊躇なく切り捨てる判断力と実行力には並々ならぬ執念にも似た思いが感じられ、今後ヤマトにどう詰め寄って行くのか、怖くもあり興味を引かれるところ。

 前触れなくデスラー砲発射というセンセーショナルな登場のためか、ミルとの会話は説明的な台詞が多く、やや情緒さに欠けていたものの、デスラーという存在を知らしめるのには十分な内容。一方のヤマトでも真田さんの説明的台詞が多く、設定を楽しむ分には良いけれども、物語を楽しむ点に於いては少しばかり頭脳を使わないとならないのが今作の特徴のよう。

 今回からオープニング主題歌が、ささきいさおさんの歌う「宇宙戦艦ヤマト2202」へとバトンタッチ。お馴染みのあのメロディーが、ハープの響きの華やかなアレンジとなり、若々しさが感じられる。

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第3章「純愛篇」第10話「幻惑・危機を呼ぶ宇宙ホタル」
投稿日 : 2018/04/02(Mon) 16:13
投稿者 久保田r
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 雪の薦めで佐渡医師の診断を受けた古代は、体に異常がないことを知ると「ビタミン剤を処方しよう」という佐渡の診断を断って自室へと戻って行った。見るからに古代は疲弊しきっていたが、艦長代理という立場から弱音を吐こうともせずギリギリのところで踏ん張っていた。ヤマトの向かうテレザート星の近くには、白色彗星がいることが判明。ヤマト一艦で敵の本体へ接近するのは危険過ぎるため、一旦地球へ戻って態勢を立て直す案が浮上する。そんな折、ヤマトの周囲に赤く光る宇宙ホタルが出現。採取したサンプルを真田が分析を行う一方で、魅入られた乗組員らが次々と艦内にホタルを持ち込み、解き放つ者まで現れ、乗組員らの行動に異常が見られるようになる。やがて波動エンジンにまで異常が現れ緊急事態に。キーマンと真田の働きにより乗組員らの催眠は解かれ、佐渡医師とアナライザーの働きにより宇宙ホタルは死滅。そこへ、テレサの祈りが放つコスモウェーブにヤマトは包まれ、乗組員らがそれぞれに幻を見たことで、ヤマトはそのままテレザート星へ向かうことを決意する。

 定番の幻惑回。旧作の「2」では、宇宙ホタルは黄色く点滅して描かれていたが、新作ではより怪しさが感じられる赤色で描かれている。催眠状態となった乗組員らの目も赤色で表現され、真っ赤な目をした古代と斉藤の一触即発のシーンは、艦内に冷静な人間が少ない中、一体誰が止めに入るのかとハラハラしながら行方を見守ることに。ところで、こんな郷愁を誘うホタルは見舞いの手土産に最適だと思うが、病床にある土方司令のところには誰か持って行かなかったのだろうか。催眠にかかった土方司令をちょっと見てみたかった気もする。

 桂木透子が、医療資格を持っていたということで佐渡医師の助手に。彼女はどうやらガトランティスと深い関係にあるようで怪しさ満点。危機を脱した機関室から出て来たキーマンと接触した際には、こんな色仕掛けが必要ですか?というぐらい妖艶に迫っていた。私的な好みとしては、こういう存在と展開は「ヤマト」には求めてないのでどうも今ひとつ。
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第3章「純愛篇」第9話「ズォーダー、悪魔の選択」
投稿日 : 2018/03/26(Mon) 13:58
投稿者 久保田r
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 遺跡の中で古代はズォーダーと対面する。ズォーダーは、愛に基づく人間の行動を語り、その中でガトランティス人は作られた命であることを語り、生殖機能を持たないことをも明かす。同じ頃、遺跡の外では避難民のガミラス艦への移乗が進んでおり、ガミラスの反乱軍の攻撃も激しさを増していた。ヤマトでは真田が指揮を執っていたが、主砲発射用意の命令を出した時、救出した第11番惑星の土方司令が第一艦橋へ現れ、艦長席に座って「ヤマトが囮になる」と真田に代わって指揮を執る。やがて避難民を乗せた3隻の艦が出発。そこへ、ズォーダーが古代に「1隻だけを選べ」と恐るべき選択を迫る。遺跡に駆けつけた斉藤によって古代は救出され、避難民を乗せた艦へと急行。通信内容から古代のただならぬ様子を悟った雪は、「選ばせない」行動に出る。古代は、なりふり構わず雪を救いに行く。反乱軍が惑星弾道間ミサイルを発射。ヤマトは、真田の案に沿い、惑星シュトラバーゼの中心部に土方司令が波動砲を発射。古代と雪はヤマトに救出され、ズォーダーは苦さと落胆の入り混じった顔で行方を見ていた。

 早くも物語の大筋はこれで終わった感のある内容と展開。ヤマトの中心的存在の古代と、ガトランティスのボスであるズォーダーとが直接会話をしてしまったことで、今後の旅はテレサの謎を追うというよりもズォーダーの言ったことを確認するような意味合いへと変化した。これはある意味今までの「ヤマト」にはなかった手法ではないかと。これまでは未知なる謎に遭遇し、それを乗り越える姿に感動したものだけれども、「2202」では物語の前半部にドン!と、人間の愛とガトランティス人の愛の違いを両者の代表が直接言葉を交わしたことによって明確になり、今後は両者の愛の違いから生み出される衝突を見ていくことになるのかと。…ということは、生殖機能を持たないガトランティス人も、ガトランティス人なりの愛で宇宙を支配しているということになり、やはり宇宙は愛でできている…という「ヤマト」の作品の大前提がこういった形で表現されているということであり、なるほどと思う一方で違和感も覚えつつ。

 さて、今回の古代はむちゃくちゃ素直な頑固。密航した雪に対して頑なな態度だったのは、そういう訳だったのかということを、何故かズォーダーが親切に教えてくれている。この辺りの台詞を聞いた時、実はズォーダーはいい人なんじゃないかと、ふと錯覚してしまった。いや、もしかすると広い意味でいい人なのかも知れない。深い洞察の言葉の数々を聞いているとそんな気持ちになってくる。そう感じるのは、ズォーダーの内面を表す音楽のメロディーの美しさも理由の一つ。何故にここまで情感豊かなメロディーを作ったんですか、と尋ねてみたいくらい、奥行きのあるメロディーがズォーダーの人となりを表している。

 ところで、古代と雪の愛の表現はこれで終わりなんでしょうか…。一気に片付いた感があって、物語のこの先を見る楽しみが一つ減った気分なのですが…。ここが二人の愛のクライマックス…?
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第3章「純愛篇」第8話「惑星シュトラバーゼの罠!!」
投稿日 : 2018/02/14(Wed) 14:05
投稿者 久保田r
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 第11番惑星の軌道上には、ヤマトの波動砲によって壊滅したガトランティスの艦の残骸が大量に漂っていた。修理をしない様子を見た真田は、「そういう連中なのかもしれない」と分析する。その頃、ヤマトの甲板上でも斉藤が古代に「奴らは子どもにも容赦がない。お前が逃がした連中はそういう奴らだってことを覚えておいてくれ」と告げていた。艦内に戻った古代の前に雪が現れる。驚いた古代であったが、「宇宙遊泳でもして帰ります」と言う雪に向かってある命令を出す。佐渡医師の診察を受けた土方は、「この艦にはまるで沖田が乗っているようだ」と呟き、佐渡は「乗ってるよ。みんなと一緒にな」と答える。惑星シュトラバーゼで、地球へ向かうガミラスの定期便に救出した民間人の引き渡しを行っている際、ヤマトから艦載機が1機発進する。レドラウズ教授が無断で発進させたことを知った古代は、桂木透子と共に後を追う。そこへ、ガミラスの反乱軍が出現、ヤマトに攻撃を仕掛ける。民間人の収容を行っている間は身動きが取れない定期便に代わってヤマトが応戦して欲しいという要請を受けた真田は「矢面に立つしかないのか」と困惑する。一方、古代は、遺跡の中で頭を殴られて気絶。意識を取り戻した時、目の前にはレドラウズ教授がおり、何事かを滔々と話し始める。ただならぬ様子を察した古代は「お前は何者だ!」と尋ね、教授は「ズォーダーだ」と答えた。

 「2199」でもありましたが、今回は幻影の回?なのかと。「ヤマト」は、特に古代はしょっちゅう幻影を見るので、こういう展開はお約束のようなものですが、それにしても古代は選ばれ過ぎ。それも今回は単独行動なのでちょっと危険過ぎ…なのだけど、旧作でも古代はしゅっちゅう単独で危機に遭遇していたため、これもある意味お約束かと。とはいえ、この後どうなるの?というところで次回へ「つづく」。

 そしてもう一つの謎がキーマン。彼は一体何者なのか。どうやら身分の高い方のようで、定期便の艦のクルーが恭しい態度だった。何やら怪しげなものを受け取って波動エンジンに仕掛けたりして、怪しいことこの上ない。個人的にはこういう正体が不確かな存在は苦手なのだけれど、とりあえずエンジンに何を仕掛けたのか気になるので、こっちもつづきを見たいところ。

 謎といえば、レドラウズ教授と桂木透子もめちゃくちゃ謎。この二人も正体が不確かで、ヤマトの周囲は謎だらけ。確かな存在なのはヤマトに乗ってるクルーだけとなると、そりゃ古代も雪もお互いを案じるのも無理からぬこと。だけどもこの二人、意地っ張りで素直じゃないのがなんとも…。

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第3章「純愛篇」第7話「激突!光芒一閃!波動砲の輝き!」
投稿日 : 2018/01/25(Thu) 13:51
投稿者 久保田r
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 第11番惑星上空に現れたガトランティスの艦隊から攻撃を受けたヤマトは瓦礫に埋もれていた。白色彗星の玉座の間では、ガイレーンがヤマトの戦いを遡ってバラン星での1万を超える大艦隊を波動砲で打ち破る場面を映し出していた。それを見たズォーダー大帝は、「ヤマトは、波動砲を撃てるのに撃たない」と断言する。ヤマトの第一艦橋に、空間騎兵連帯隊長の斉藤が訪れ、始めに古代に救出の礼を述べ、次に「何故、波動砲を撃たないのか」と噛み付く。そこへ、第11番惑星の司令室からSOS通信が入る。そして、尚も上空にはガトランティスの艦隊が続々と集結しており、データ解析を行った結果、巨大な砲台を形成していることが判明し、射線上には地球があることも判り、古代は波動砲を撃つべきかどうか苦悩する。司令室に向かった空間騎兵連帯は土方司令を救助し、やがて夜明けが訪れ、キーマンからの通信で古代の決心は固まり、ヤマトは波動砲発射シーケンスに移行する。巨大砲台に人工太陽が差し掛かったタイミングを狙って波動砲を発射。干渉波によってガトランティス艦隊は壊滅。古代は、ガトランティスのメーザーに向かって「逃げろ」と伝え、報告を聞いたズォーダーは「愛だよ」と呟く。そして古代は、スターシャとの約束を破ったことに対して苦悩する。

 斉藤の荒っぽい性格が旧作とほぼ同じなところはよかったようにも思いつつ、でもやはり彼は戦場以外では少し鬱陶しい(笑)。とはいえ彼は、今後大活躍が予定されているキャラなので動向に注目していきたいところ。キャラといえば、キーマンのニヒルさが少し鬱陶しい(笑)。二手三手先を読んだ達観的な言動が少しばかり鼻につくのだが、クールな二枚目キャラなので仕方のないところか。彼は旧作にはいなかったので今後どのような活躍をするのかまるで予測がつかないのだが、アドバイザーという役回りに於いては便利な立ち位置なのかもしれない。

 波動砲を撃つか撃たないかでもの凄く悩む古代の姿が、いじらしいやらもどかしいやら。周りの空気はほぼ決まってるのに、最終的責任は全部自分にあるという重圧は、かなりのストレス。約束を守りたいだけという単純なことができない状況ってどうなんだろうなぁ…と、考えさせられる。これは大人になるにつれ実生活でもよくあることなので、古代のストレスが間接的に伝わってきて見ているのが少しきつかった。アニメでこういう心理的なリアルさを描かれると、見る側の気分転換にならないのでちょっと困ってしまう…。

 追記。
 ズォーダーの何もかも分かってる感が凄い。

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第2章「発進篇」第6話「死闘・第11番惑星!」
投稿日 : 2017/08/24(Thu) 14:02
投稿者 久保田r
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 ガトランティスの急襲を受けた第11番惑星は、壊滅の危機にあった。累々と屍の横たわる様を見て泣きじゃくるガミラスの幼い少女の前にガトランティスの戦闘機体が現れる。恐怖から立ち竦む少女を、第7空間騎兵連隊の永倉志織が助けだす。少女の家族を後で探してあげると約束した永倉であったが、避難場所へと向かう途中に少女の兄が持っていたヤマトの模型が落ちているのを見つけ、その傍らには瓦礫に押し潰された兄の手だけが見えていた。土方司令は降伏を申し出るも、ガトランティスはこれを拒否。騎兵連隊長の斉藤は、助けの艦を呼んでくることを永倉に託して宇宙船へと乗せる。その船をヤマトが回収。地球へ報告をすると「ヤマトはそのままテレザートへ向かえ」という指示を受ける。アドバイザーとして乗り組んでいるガミラスのキーマンは、第11番惑星を素通りすることを進言するが、山本晶と永倉の意思を汲み取った古代は、第11番惑星へ向かう判断を下す。第11番惑星の橋の上では、斉藤と謎の美女とガミラスの少女が敵に囲まれて絶対絶命の危機を迎えていた。そこへヤマトが現れ、敵を攻撃。避難民を収容し、発進する。だが、第11番惑星上空にはガトランティスの艦隊が集結しており、大規模な攻撃を受ける。

 旧作「2」の第6話をベースとした内容ながら、主点を空間騎兵連隊に絞った大胆なアレンジが特徴。比較して見ると、旧作のアイデアを引き継ぎながら「2202」独自の設定が盛り込まれてあり、なかなかの見応えのあるストーリー展開に。旧作よりも空間騎兵連隊の活躍が具体的に描かれてあり、只々なし崩しにやられていくのではなく、各々ができることを精一杯にやっている描写がかっこよくてよかった。この描写との比較で、ガトランティスの非情さと冷酷さが際立っていたのも見どころの一つ。

 この第11番惑星が特別な位置付けになるのはまあまあ予測できるとしても、思わせ振りなキャラが多くて一部のキャラについては今後が予測ができない。斉藤ら第7空間騎兵連隊と土方司令はまあまあ予測できるとして、謎の美女と学者とガミラスの少女ら収容した避難民はどうなるのだろうか。その辺りを描くのか、それともスパッと次回にはどこかに降ろしたことにして描かれないのか、「2202」は細かい設定が多いだけに気になるところ。

 追記。
 第11番惑星の上空に現れたガトランティスの艦隊が、まぁなんともかっこいい描写。ズォーダー大帝の威厳も素晴らしく。
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第2章「発進篇」第5話「激突!ヤマト対アンドロメダ」
投稿日 : 2017/08/23(Wed) 12:53
投稿者 久保田r
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 月面にある<遊星爆弾症候群>の治療を行う医療施設のベッドの上で、加藤三郎と真琴の息子の翼はファルコンの模型で機嫌よく遊んでいた。三郎は、自分だけヤマトが反乱を起こしてまで旅立つことを知らされておらず、苛立っていた。地球を飛び立ったヤマトは太陽圏内を航行していたが、軍からの追跡を警戒していた。演習中であったアンドロメダにヤマト阻止の命令が発せられる。コスモタイガー隊の山本と篠原ら旧ヤマト艦載機隊は演習より離脱しヤマトへと向かう。合流を阻止する追跡部隊から攻撃を受けるも、突如現れたガミラスの艦載機により助けられる。ガミラスの艦載機にはキーマン中尉が乗っており、強引にヤマトの航海について行くことに。アンドロメダの艦長はヤマトに思いとどまるよう説得するも、古代はこれを拒否。止むを得ず交戦状態となる。真田のアイデアにより攻撃を凌ぎ、両者真正面からぶつかり合う格好となるが、ヤマトの波動防壁により両艦は接触しながらすれ違う。ガミラスの大使であるローレン・バレルは統括司令長官と大統領と交渉し、ヤマトにかけられた反乱の嫌疑を晴らし、これにてヤマトは地球を代表してテレサの所へと向かうことが許された。真琴の後押しによって三郎は、月面を出発。ヤマトへと向かった。

 地球を出発して宇宙に出れば即自由…な筈はなく、太陽圏内はほぼ地球連邦防衛軍の庭先であるため、まだまだ気は抜けない状況は続く。ヤマト阻止に選りにも選って最新艦のアンドロメダを動かすとは、軍上層部もかなり本気のよう。しかし、芹沢統括司令副長は根本的なところがわかってないという結果に。艦乗りには艦乗りにしかわからない気心ってものがあり、確かにヤマトもアンドロメダも地球を代表する戦艦ですから双方プライドを懸けて攻撃も防御も凌ぐのも躱すのも一流にこなす訳です。その一部始終を見れるのが今回。両者譲らないギリギリのすれ違いを堪能できます。

 概ね旧作通りの展開の中、加藤三郎・真琴夫妻の描写は、一際悲しみが漂っていて辛いものが。我が子が余命僅かと宣告されていると、親としては代わってやりたいくらいに辛いことと思う。そのため三郎の苦悩は計り知れないほど大きいが、三郎をヤマトへと送り出す真琴が健気でよくできた素晴らしい妻。真琴は、自分だけが取り残されることを一言も言わなかった。もし自分が同じ立場だったら真琴のように立派には振舞えないだろうと思う。

 追記。
 思わせぶりに登場したキーマンでしたが、ヤマトが発進してしまったらどうなるのだろうかと思っていたら、「乗せろ」の一言で強引に乗艦してしまった。こんなんありか。ま、確かにガミラスの知識は役立つのだけれども。あの機体も。
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第2章「発進篇」第4話「未知への発進!」
投稿日 : 2017/08/19(Sat) 15:16
投稿者 久保田r
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 ヤマトは、旧地下都市のドック内にあった。艦長室で副長である真田より艦長代理を任命された古代は、波動砲口に一人佇み「いつか波動砲を使ってしまうかもしれない」と弱音を吐いた。そこへ、沖田艦長の幻が現れ「覚悟を示せ」と古代の背中を押した。雪が降る中、兵士を乗せた数台のヘリがドックへ接近。ヤマトの発進を阻止すべく軍上層部が派遣した武装隊であった。旧乗組員らは「きりしま」を使って海から続々とヤマトへ乗艦。島は、遠くからその様子を双眼鏡で見つめ「これしか方法がないのか」と苦い顔で呟く。長官から通信が入り、投降するよう説得されるも誰一人退艦する者はなく、ヤマトは引き続き出港準備へ。しかし、武装隊にドックのメインコントロールを壊されており、注水及びガントリーロックの解除すらできない状況に。離れた場所にあるサブコントロールからヤマトにプログラムを転送する任を山崎、星名、桐生の3名が命ぜられ、ヤマトの外に。山崎が武装隊を引き止めている間に星名と桐生がプログラムの転送に成功。ドック内に注水が開始される。しかし、武装隊に行く手を遮られ、3名と星名を心配して追いかけた岬百合亜は地球に残ることに。ハッチが閉まる際、一人の武装兵士が乗り込む。古代が出港指揮を執りつつ、島の代わりに舵をとる。出港水路へ進入し発進間近となった頃、乗り込んだ武装兵士が第一艦橋へ現れ、古代の肩に手を置いた。その人物は島であり、古代と舵を交代してヤマトは海面をジャンプして発進。前方にある戦闘衛星を主砲で破壊し、ヤマトは宇宙へと。

 丸々地球発進のための回。この部分は旧作でもかなり燃えるシーンであるので、1話丸ごと使っても何の問題もなし。発進プロセスでは、旧作の台詞を全部ではないもの要所要所できちんと使っているので、かなり胸熱。台詞を聞く度にちらっと旧作の映像が脳裏に浮かび、祝福されない旅立ちの中、物凄い緊張感で出港に臨む乗組員の姿にも感動。やはり名シーンは時が経っても名シーンであることを実感。

 旧作でも発進の邪魔はあったものの、今作ではドックのメインコントロールを壊すというかなりの緊迫感が加えられ、ハラハラドキドキのサスペンスが。外のサブコントロールに誰かが行くという展開には、ちらっと「永遠に」の地球脱出シーンが思い浮かび、まさかここでユキが登場か!?と思いきや、山崎、星名、桐生、岬の4名が地球に残るという結果に。この4名、シリーズ中ここだけの出番なのかどうかはわかりませんが、武装隊相手に一人も死なずに任務遂行というところに、新作らしさを感じ取ったしだい。(それにしても岬の行動は、旧シリーズ後半のユキっぽくもあったり)

 追記。
 南部重工エクスプレスのトラックに思わずニヤり。
 桐生と岬が地球に残ったということは、霊感体質のコがいなくなったということに。彼女らがいれば「2199」の時のようにテレサとの交信要員になれたかもしれませんが…。でも今作のテレサは一度に大勢に幻を見せることができるので、そんな必要はないのか…。
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第2章「発進篇」第3話「衝撃・コスモリバースの遺産」
投稿日 : 2017/08/18(Fri) 13:22
投稿者 久保田r
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 第11番惑星の建物内にて土方司令がある学者からアケーリアス遺跡の調査を依頼されるも、土方は「臨検が済むまでお待ちください」とこれを拒否。窓辺には長い髪の美しい女性が立っていた。広場ではクリスマスのイベントが開かれており、大きなツリーを抱えて入って来た斉藤始が車椅子に座った老人の前に置く。周囲では地球人とガミラス人の子供たちがはしゃいでいた。月のガミラス基地でテレザート星のテレサのことを聞き、またキーマン中尉の案内で地球の深部にあるコスモリバースシステムの副作用である時間断層について知った古代は、地球の誤った方向性に立ち向かおうとするも、軍上層部の決定によりテレザート星へ行くことを却下される。だが、古代は旧ヤマト乗組員らと旅立つことを決意する。ユキは、自分だけ幻を見ていないことを気にしていたが、古代とともにヤマトに乗り組むつもりでいた。しかし、古代は「君を巻き込みたくない」とユキだけ地球に残ることを勧める。説得を振り切ってユキは駆け出す。古代の手の中には、婚約指輪が残されていた。クリスマスイベントで盛り上がる第11番惑星に突如敵襲が。

 ヤマトが地球を発つための前置きといった内容。「2202」の物語の要素であるテレザートのことや、現段階でのガトランティスのこと、地球の早すぎる復興の謎、ヤマトの置かれている立場の説明、そしてそれらを知った古代の苦悩を描いている。

 地球政府側にとってはヤマトは役目を終えた艦という位置づけをしており、乗組員であった古代らは当然そうは思ってはおらず、両者の温度差が衝突が最大の壁。ヤマトほどの大きい艦で発つからには大義名分が欲しいところで、そうはさせてくれないために古代らは追い詰められてどんどん孤立していく道へ。ヤマトはコスモリバースを持ち帰った英雄艦であった筈なのに報われない苦悩が痛々しい。

 説明回であるためか全体的に堅苦しいというか、まるで小説を読み上げているような雰囲気を受けた。コスモリバースの遺産の設定には驚きだが、それよりも驚いたのはテレザート星のテレサの設定。見ていて思わず「えええ!?」と声を挙げてしまった。旧作のかつてはオアシスだったという設定が刷り込みされているために、その辺の根底部分から変えてしまうのか…と少々戸惑った。しかし、シリーズ後半にはおそらく納得のいく展開があるのだろう…と若干の期待。

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第1章「嚆矢篇」第2話「緊迫・月面大使館に潜行せよ」
投稿日 : 2017/04/21(Fri) 13:34
投稿者 久保田r
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 改修中のヤマトからの主砲発射により危機を逃れた地球であったが、木っ端微塵になった筈のガトランティスの艦に1名の生存者がおり、新見薫らが情報を取得している最中に自爆。新見は九死に一生を得る。沖田艦長の命日に英雄の丘に集まった元ヤマト乗組員らは、ガトランティス艦の爆破後に見た幻覚について語り合う。真田のところからの帰り路、古代は地下都市へ寄るも、軍の監視の尾行から身を潜めた際に見知らぬ青年と出会う。

 概ね旧作通りの流れの中に古代とユキのデートシーンのアレンジや、アンドロメダの観艦式シーンのアレンジ、元ヤマト乗組員の近況シーンや、同盟国となったガミラス人とのシーンなどが盛り込まれ、旧作よりもギュギュッと説明と情報が満載の第2話となっている。

 今回は今後のストーリーの方向性を示す説明の回であるので、特にこれといった派手な活躍シーンはないものの見ておかないとならない内容ではあるので、人間関係の描写と発言、それと新登場メカのお披露目を楽しむ回といったところ。

 使命感に燃える古代とそれを冷静に抑える島の対比は苦悩が現れててよかったものの、古代とユキのデートシーンは今ひとつだったかと。私服姿のユキが、こってりと絞られて疲労困憊の表情で現れた婚約者をビシッとした敬礼で迎える光景がシュールなことこの上ない。こんなんちっとも癒されないよ…先ずは笑顔じゃないと…。会話もなんか堅苦しいし、結婚も前に進む使命感!ってだけで決めちゃった感じでつまらない…。それとも見えないところでは甘々なのかな、この二人…

 クラウス・キーマンなる人物が登場し、かつてどこぞで聞いたことのあるキャラクター名が今回晴れて正式採用に。声もかつての改名後のキャラと同じように色っぽいイケメン・ボイス。この名を名乗るからには今後重要な働きであることを期待。

 オープニングのテーマ曲の演奏は、宮川彬良さんが音楽監督を務めるオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ(大阪市音楽団)によるもの。OPといえば主題歌が定番となっていたため少々の違和感はあるものの、聞いていくうちに慣れるかと。また映像の雰囲気もこれまでとイメージが少々異なる。
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第1章「嚆矢篇」第1話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」
投稿日 : 2017/03/06(Mon) 14:57
投稿者 久保田r
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 イスカンダルへの航海から3年後を描いた作品。監督は、前作の出渕裕さんからバトンを引き継いだXEBECの取締役の羽原信義さん。シリーズ構成・脚本には、小説家であり「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」を著した福井晴敏さんを迎え、音楽は前作に引き続いて宮川彬良さんが担当。ちなみに今作から宮川泰さんの名前はクレジットから外れている。

 コスモリバースシステムのおかげで復興の進む地球。一方で、宇宙空間を突き進む彗星が惑星を武力で侵略し続けていた。彗星の中の巨大な玉座の間にいる大帝ズォーダーが「愛が必要だ」と嘯く。地球防衛軍特別混成部隊と同盟国であるガミラス軍が共同でガトランティスと戦闘開始。圧倒的な武力の前に苦戦する地球艦隊の中で、古代が艦長を務めるゆうなぎは次々と敵を撃破して活躍を見せていた。

 第1話のためイントロダクション的な内容。主要な登場人物のほとんどが意味深な台詞と共に顔見せ。かつてのヤマト乗組員は方々の部署に散っているものの要職に就いており、これからの行動に期待が高まる。

 導入部となる第1話の構成は、「2199」の第1話とほぼ同じ。そのため、これを見せられたら旧作からのファンとしては否が応でも胸が高鳴るのは致し方ないところ。してやられたり。ましてや終盤の(そんな時間ないだろ!)というツッコミも百も承知の上での満を持しての真打ち登場には、胸中で「よっしゃー!」の歓声を挙げてしまう。やはりヒーロー登場を盛り上げるシーンは勿体ぶって勿体ぶった上でこうでなくてはいけない。

 これまでとタイプの異なるメカが多く登場し、はたしてこれは自分の知ってる白色彗星か?と思いつつも、新鮮なアイデアが随所に盛り込まれているようで、この先に何が登場するのか楽しみなところ。しかし、旧作のメカのイメージも保ち続けて欲しいという願いもありつつ。

 「ヤマト」らしくない台詞もあったりして実のところ少々の引っ掛かりを覚えるものの、漕ぎ出した続編をできることなら最終話まで見届けたい。

 追記。
 宮川泰さんのお名前がクレジットから外れたことは、大の音楽ファンとして寂しい気持ちなのですが、作中で流れている音楽を聴いていると、忠実な再現を主とした前作とは違って彬良さんならではのアレンジが施され、彬良さん独自の音楽性が打ち出されていましたので、なるほどと納得したしだい。サントラが楽しみです。

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