デビューは『マジンガーＺ』だというから、”声優”としての経歴はかなり長い。
子役出身者を除く同世代の声優の中でもダントツではなかろうか。
アニメブーム勃興期にティーンエイジャーだった僕ら世代だと、『キャンディ・キャンディ』のアンソニーや、『サイボーグ００９』の島村ジョーあたりで認知している人が多いと思う。
それにラジオ番組に乱入（？）したり、イベントで共演したりと、水島裕と並んで神谷明の弟分といった印象が強い。

その後は『とんでも戦士ムテキング』や『太陽の牙ダグラム』、『蒼き流星SPTレイズナー』、『機動戦士Ζガンダム』、『美味しんぼ』などで二枚目から三枚目、悪役までこなし、現在でもトップクラスの人気を誇るベテラン。
またアニメーションだけでなく洋画の吹替も多く、特に近年では”北欧の至宝”マッツ・ミケルセンのフィックスになりつつあり、これは本人公認とのこと。
個人的には『銀河英雄伝説』のアッテンボローや、『アルスラーン戦記』のダリューンなどが記憶に残っている。

ただこの方の場合、どうしても数々の女性問題のアレコレが付いて回る。
といっても最近でも鈴木達央、櫻井孝宏、岡本信彦…と女性関係で炎上する声優はおり、その中では番組降板、活動自粛等々を余儀なくされる人もいる中で、何故か業界から干されないというのは、”声優七不思議”などというものがあったとしたら必ず選ばれそうでもある。

また「サイボーグ００９やらかし伝説」というものもあるらしく、歴代の００９を演じた声優は、金銭トラブルによる監禁と強要容疑で逮捕された太田博之、これまた派手な女性遍歴で知られる森功至、そして井上和彦、櫻井孝宏と続いている。

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