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「ULTRA BLUE」 宇多田ヒカル
投稿日 : 2007/07/13 16:03
投稿者 久保田r
参照先
2006年6月14日 東芝EMI

(1)This Is Love
(2)Keep Tryin'
(3)BLUE
(4)日曜の朝
(5)Making Love
(6)誰かの願いが叶うころ
(7)COLORS
(8)One Night Magic/宇多田ヒカル Feat. Yamada Masashi
(9)海路
(10)WINGS
(11)Be My Last
(12)Eclipse (Interlude)
(13)Passion

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Re: 「ULTRA BLUE」 宇多田ヒカル
投稿日 : 2007/07/13 16:03
投稿者 久保田r
参照先
 4年振り4枚目のアルバム。4年振りとは言ってもその間沈黙していた訳ではなく、CMソング、映画の主題歌などコンスタントにヒットを飛ばしていたので、それらのヒット曲が入った当アルバムは、最新版ベストアルバムといった感の出来。

 (1)「This Is Love」は、日清カップヌードルのCMソングで、大友克洋氏の描くアニメとの相性も良くインパクトを与えた。アルバムの1曲目としてもインパクトがある。(2)「Keep Tryin'」は、auのCMソングで、携帯電話で音楽を聞く機能をよくアピールする仕上がりとなっている。音質の良さを感じさせる曲作り。(11)「Be My Last」は、映画「春の雪」の主題歌。映画の世界を宇多田ヒカルなりの解釈で作った曲とのことだが、「間違った恋をしたけど 間違いではなかった」の歌詞の部分に、彼女自身が投影されているような気がして切なさを感じる。

 他にもCMソングやテーマソングとなった曲が多く、一曲ごとのコメントが尽きないが、これだけ聞いたことのある曲が入っていると、アルバム自体のコンセプトというのが見えにくい。曲の完成度は高いのだが、トータルで何を言いたいアルバムなのかと言うとコメントが思い浮かばない。その点を若干残念に感じつつも、曲ごとの完成度とアピール度はあるので、聞く分には楽しいアルバムとなっている。

 個人的にはこのアルバムは気に入っている。現時点でのヒット曲が多く入り、尚かつキャッチーだけではないこれからの彼女の音楽性をも感じさせる曲が間に入っているので、年齢とともに変化する宇多田ヒカルの現在のベストを尽くしたアルバムという感じで気に入っている。一曲ごとの音の仕上げ方が素晴らしく、そして歌詞がいい。今でも文学的表現に優れているが、やはり何と言ってもまだ年齢的に若い。これからどんどん表現力に深みが増していくであろう彼女の今後に期待がかかる。
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