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「ナミダの成分」 甲斐名都
投稿日 : 2007/10/05 16:43
投稿者 久保田r
参照先
2007年8月15日 chikarajuku factory

(1)凸を隠して
(2)夏嵐の夜
(3)drive
(4)hello
(5)彼女たちのヒミツ
(6)ナミダの成分
(7)青の向こうにその恋を投げてしまおう
(8)early summer love song [long ver.]
(9)下北沢南口
(10)海を見ていた午後
(11)風待ちの日々
(12)やさしい雨
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Re: 「ナミダの成分」 甲斐名都
投稿日 : 2007/10/05 16:45
投稿者 久保田r
参照先
 「下北沢南口」(レビュー→http://chaos-i.com/review/single/patio.cgi?read=116&ukey=1)でメジャーデビューした甲斐名都さんのファーストアルバム。デビュー曲の他、ほとんどの曲にCM等のタイアップが付いており、ファーストアルバムでありながらベストアルバムのような勢いのあるアルバムとなっている。

 甲斐名都さんの大きな特長は、甘さを含んだ優しい歌声。曲によっては、疾走感のあるヴォーカルも聞かせてくれるが、可愛い歌詞のゆっくりとした曲だとうっとりとするくらい甘いヴォーカルを聞かせてくれる。この対照的なヴォーカルを続けざまに聞くことができるのが、(5)「彼女たちのヒミツ」と(6)「ナミダの成分」。「彼女たちのヒミツ」は、歌詞が可愛く、傷心の少女をぎゅっと抱きしめたくなるような華奢さがある。一転して、アルバムタイトル曲でもある(6)「ナミダの成分」は、迫力のあるサウンドとヴォーカル。「ナミダ」という女性らしい感性の歌詞でありながら、それを吹き飛ばそう!というくらいの力強い曲となっている。

 (10)「海を見ていた午後」は、荒井由実さんの曲のカヴァー。元々ほのぼの感のある曲だが、甲斐名都さんが歌うと、より少女らしさが増す。ハープのほわほわとした音がヴォーカルの後ろで包み込むようにずっと鳴っているので、海を見ている視界にシャボン玉が浮かんでいるかのような感覚を覚える。

 全体的に可愛く、甘い。でもそれが甲斐名都さんの持ち味。歌詞に独自の感性をたっぷり感じることが出来、堂々とした歌いっぷり。一曲ごとに着実に力が着いている。アルバムを聞いていて思うのは、サウンドが少しずつ分厚くなって来ていること。曲によってはドラムとギターの効いた迫力のあるサウンドを聞くことができる。甲斐名都さんのしっとりとした歌声を楽しみにしている人には、そういった曲は楽器がやけに多いと感じられるかも知れないが、まだ若い甲斐名都さんの一定のポジションに留まらない歩み続ける前向きなチャレンジであると思うので、このファーストアルバムをステップにこれからの音楽に期待したい。
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