1990年9月21日　ビクター音楽産業(株)

（1）Is This Justice?
（2）Innocent Colors
（3）Heaven Knows
（4）Plastic Conversation
（5）Nostalgia
（6）Empty Room
（7）There's No Limit
（8）Take It Easy On Yourself
（9）Be Wild
（10）Material　World
（11）Monologine

All Songs Words by Mari Hamada

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　私が知ってる彼女の昔の曲というと、「Blue Revolution」になるんですが、インパクトある歌と声だなぁぐらいにしか思っていなくて、その後の彼女の動静に気をつけていた訳ではありませんでした。しかしそのインパクトある声というのは、彼女独特の声質でありますから、いずれ耳に入ってくることがあれば…そう思っていたところへ、ソウルオリンピックNHKイメージソングの「My Tears」と出会いました。

　転換期と呼べるものがあるならば、私が感ずるところの浜田麻里は、この「My Tears」によって表現の幅が広がったのではないだろうか、と、偉そうに思う訳であります…。インパクトある声に円熟味がかかってきた、というのでしょうか、彼女のインパクトある歌声に伸びやかさが加わり、尚且つ流れるような勢い。このアルバムは、「My Tears」後の、まさに音に気持ちよく乗っている歌声を聴くことが出来るアルバムだと思います。

　年齢を重ねる毎に声もそれに応じて変わって行きますから、「Blue Revolution」から重ねたキャリアある歌声がこのアルバムではよく活かされていると思います。全英語歌詞の曲でも彼女の持ち味がそのまま活かされています。1曲目から最後まで、トータルバランスの良いアルバムだと思いました。

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