トップページ > 記事閲覧 
「男と女/TWO HEARTS TWO VOICES」 稲垣潤一
投稿日 : 2011/03/26 17:19
投稿者 久保田r
参照先
2008年11月19日 UNIVERSAL INTERNATIONAL

(1)Hello, my friend/稲垣潤一 & 高橋洋子
(2)悲しみがとまらない/稲垣潤一 & 小柳ゆき
(3)あなたに逢いたくて 〜Missing You〜/稲垣潤一 & 松浦亜弥
(4)PIECE OF MY WISH/稲垣潤一 & 辛島美登里
(5)セカンド・ラブ/稲垣潤一 & YU-KI
(6)サイレント・イヴ/稲垣潤一 & 大貫妙子
(7)あの日にかえりたい/稲垣潤一 & 露崎春女
(8)人生の扉/稲垣潤一 & 白鳥英美子 & 白鳥マイカ
(9)木綿のハンカチーフ/稲垣潤一 & 太田裕美
(10)秋の気配/稲垣潤一 & 山本潤子
(11)ドラマティック・レイン/稲垣潤一 & 中森明菜
記事編集 編集
Re: 「男と女/TWO HEARTS TWO VOICES」 稲垣潤一
投稿日 : 2011/03/26 17:19
投稿者 久保田r
参照先
 稲垣潤一さんが女性ボーカリストとデュエットして歌ったカヴァー曲11曲を収録したアルバム。「男と女」という分かりやすいアルバムのタイトル通り、一つの歌を男性と女性とで歌うデュエット・スタイル。

 収録曲は、既存のデュエット・ソングを歌っているものではなく、主にJ-POPの女性シンガーのヒット曲のカヴァーをデュエットで歌っているというもの。11曲中、2曲は、松任谷由実(荒井由実)さんの曲。杏里さんのヒット曲「悲しみがとまらない」や、松田聖子さんの「あなたに逢いたくて」、今井美樹さんの「Piece of my wish」、辛島美登里さんの「サイレント・イブ」、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」などなど。

 収録曲に目を通した段階では、近年定着したヒット曲のカヴァーのデュエット盤…という軽いイメージだった。しかし、実際にアルバムを聞いてみると、メロディーを単純に男性パートと女性パートに分けて歌っているだけではなく、稲垣さんがメインのメロディーを歌っている時には、女性ボーカリストがアレンジされたメロディーを控えめに歌って支え、女性ボーカリストがメインのメロディーを歌っている時には、稲垣さんが控えめに歌って支えるという、一つの歌を巧みなアレンジにより稲垣さんの歌声と女性ボーカリストの歌声によってぐっと深くオリジナルとはひと味異なる表情で聞かせるアルバムとして仕上がっていることに心改まる感動を覚えた。稲垣さんの歌唱が上手いのは然る事ながら、どの女性ボーカリストも独自の歌唱で上手い具合に稲垣さんのボーカルと絡んでいる。楽曲の新たな側面が見える他、女性ボーカリストの新たな一面をも引き出している。

 このアルバムの取り組みが一筋縄ではないということが分かるのは、先に挙げたアレンジの巧みさと、女性ボーカリストの起用の仕方。「サイレント・イヴ」は、辛島美登里さんのヒット曲であるが、当アルバムではこの曲を大貫妙子さんとデュエットしており、辛島美登里さんとは同じアルバムの中で「Piece of my wish」をデュエットしている。また、中森明菜さんのヒット曲である「セカンド・ラブ」をTRFのYU-KIさんとデュエットし、オリジナルの中森明菜さんとはラストに収録の稲垣潤一さんのヒット曲「ドラマティック・レイン」をデュエットしているという、ちょっと斜に構えた構成が上手く功を奏している。だが、収録曲中1曲だけ「木綿のハンカチーフ」だけは、オリジナル歌手の太田裕美さんとデュエットしている。この歌の持つイメージが、太田裕美さんの歌声に依るところが大きいことの証し。

 この「男と女 -TWO HEARTS TWO VOICES-」シリーズは、現時点で3作リリースされている。デュエットを意識していない歌でデュエットするという、新しいスタイルのデュエット。Limited Editionでは、全曲分のオリジナル・カラオケが収録されている。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -