「to LOVE」 西野カナ
投稿日 | : 2011/04/14 15:53 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
2010年6月23日 SME
(1)*Prologue*~What a nice~
(2)Best Friend
(3)Summer Girl feat.MINMI
(4)Hey Boy
(5)もっと…
(6)love & smile
(7)このままで
(8)MAYBE
(9)WRONG
(10)Come On Yes Yes Oh Yeah!!
(11)Dear …
(12)会いたくて 会いたくて
(13)You are the one
(14)*Epilogue*~to LOVE~
Re: 「to LOVE」 西野カナ
投稿日 | : 2011/04/14 15:53 |
投稿者 | : 久保田r |
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いわゆる「ケータイ世代」と呼ばれる若い世代の圧倒的な支持を受けてブレイクした西野カナさんのセカンド・アルバム。docomo『ガンバレ受験生'09-'10』の公式ソング「Dear …」と「Best Friend」、ヒット曲「もっと…」などを収録。
40代の私から見ると、西野カナさんは彗星のごとく現れたアーティストという感じで、ひとたびメディアに登場したと思ったら瞬く間に旬なアーティストとして耳に触れるようになり、彼女自身の持つオーラ、そして彼女をバックアップする体制がいかに整っているかを思い知った昨年だった。私が西野カナさんをアーティストとして記憶したのは、2010年の夏に展開されたAEONの「水着&浴衣マジック」のCMソングにて。この時のCMソングは、当アルバムには収録されていないが(シングル「会いたくて 会いたくて」のカップリング曲のため)、一定のリズムを刻むピコピコとしたサウンドに少しばかりの懐かしさを覚え、そのサウンドを凌駕する彼女の個性のある歌声にインパクトを覚え、このたびアルバムを聞いてみたしだい。
アルバムを聞いて第一に感じたことは、やはり彼女はまだ若く表現の幅に限りがあるということであったのだけれども、でも彼女自身の力が詰まっているアルバムだということは感じた。恋愛に伴う心の動き、感情といったものが歌詞に表れており、主に若い女性が共感できるような、等身大的な心理描写が彼女の歌声とマッチし、彼女を支持する若い世代の感覚とフィットするのではないだろうか…と感じ取った。当アルバムの中で印象に残った曲は、(5)「もっと…」。歌詞のキャッチーなフレーズと同じくキャッチーなメロディーが、リフレインするかのごとく耳に残ったのが印象的だった。
日本語と英語の歌唱にメリハリがあり、どちらも違和感なく聞くことができて良かった。私が20代の頃に聞いていたJ-POPと違い、近年の若いアーティストは本当に英語による歌唱が巧いと思う。一曲ごとの世界観のイメージ作りとタイトルの付け方も巧いと思うし、今後は彼女自身の伸びに期待。感受性の伸びと歌声による表現の広がりに期待したい。