2010年1月27日　ERJ

（1）STRENGTH.
（2）PINEAPPLE ARMY
（3）and I love...
（4）JAP
（5）蒼焔 -SOUEN-
（6）潮騒
（7）From Dusk Till Dawn -INCH UP-
（8）Siren
（9）BLADE CHORD
（10）キミノウタ
（11）Sweetest Coma Again
（12）Gold Eclipse
（13）Valkyrie -Lioleia Mix-
（14）nocturne

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　バンド名の読みは「アビングドン・ボーイズ・スクール」。略称は、「a.b.s.」メンバーは、T.M.Revolutionの西川貴教さん、元WANDS〜al.ni.coのギタリストの柴崎浩さん、ギタリストのSUNAOさん、バンドリーダーでプログラマーの岸利至さんの4人。2005年より活動スタートし、当アルバムは、2NDアルバム。

　クリエイターとして相当の経験を積んでいる人たちの集まりによるバンドだけに、音の切れ味、グルーヴ感、それぞれの音の融合から生じるバンドの音といったものが全曲ハイクォリティな仕上がりとなっていて、どれもおすすめ。全曲シングルカットされた曲なのではないかと思うほど、一曲一曲のクォリティが高い。アルバムの中の一曲だけ選び出してもこれはa.b.s.のバンドの音だと言えるし、アルバム全体を通して聞いてもトータルバランスがいいためノンストップで聞くことができる。プロフェッショナルな仕上がりとはこういうことなのかと、その丁寧かつ意識の高い音楽作りに引き込まれるアルバムとなっている。

　このアルバムの存在を知ったのは、動画配信サイトがきっかけだった。（1）「STRENGTH.」の曲を使用したクリップを見た瞬間に楽曲の魅力に取り憑かれた。歌声が西川貴教さんだったので始めT.M.Revolutionでこの曲を探したが見つからず、曲名から探ったところa.b.s.に辿り着いた。「STRENGTH.」は、アニメ「ソウルイーター」の主題歌とのことだが、私はこのアニメのことを知らず、主題歌としてではなく自分の好みとして楽曲に惹かれ、そして「STRENGTH.」の音作りのセンスが好みであったのでアルバムを聞いてみたいという欲求に駆られ、いきなりアルバムを聞いたしだい。かくして自分の好みは当たり、当アルバム「ABINGDON ROAD」は、すぐに私のお気に入りとなった。

　バンドの音が好みであるということはもちろんのこと、メロディーの抑揚や情感の表現、歌詞の言葉のセンスと感情の表れが実に心地いい。技術が素晴らしいということもあるのだと思うが、音楽の技術的なことは何も知らない私には、自分の感覚が全て。音を聞いて五感を揺さぶってくれるa.b.s.の音楽はまさに自分好み。素晴らしいの言葉に尽きる。おすすめ。

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