2010年5月12日　アール・アンド・シー

（1）元気ニッポン!／よしもとジャパン + ULTRAS
（2）THEME OF ULTRAS／ULTRAS
（3）サムライロックス -DJ TORA REMIX-／Black Jaxx + 忌野清志郎
（4）元気ニッポン! -020609 TACHYTELIC REMIX-／ULTRAS + ☆Taku Takahashi
（5）VAMOS NIPPON／SWANKY DANK + ULTRAS
（6）AIDA／TAKUYA + ULTRAS
（7）THE ENTERTAINER／BELLKAMP
（8）イケイケニッポンゲンキホワッツアップ／GAKU-MC + 浜崎貴司
（9）SEVEN NATION ARMY -Prog5 World Stadium Mix-／ULTRAS
（10）HERO (ヒーローになる時、それは今) -FIREWORK DJS REMIX-／甲斐バンド
（11）元気ニッポン! -Acoustic-／木根尚登 + 間慎太郎
（12）ULTRAS MEDLEY／ULTRAS

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　2010年に開催されたサッカーワールドカップ南アフリカ大会に合わせてリリースされたサポーターアルバム。アルバムタイトルの「ULTRAS」とは、サッカー日本代表のサポーター集団「ULTRAS NIPPON（ウルトラス・ニッポン）」のことであり、その通称ウルトラスのこと。

　ワールドカップは、開催の度に盛り上がる大会でありその注目度は世界レベル。日本がフランス大会に出場した頃から音楽との関連は深く、大会ごとにテーマソングを収録したアルバムを出すなど、音楽によるサポート活動が展開されてきた。当アルバムは、サポーター集団「ULTRAS NIPPON」の名がタイトルに冠してあることから、サポーターのための音楽の数々といったところ。試合会場で歌って選手を鼓舞したり、テンションを上げるための曲らが収録されている。

　アルバム全体のテーマは「ニッポン」と「元気」。”力を込めて元気に行こうぜ！”というパワーに溢れた楽曲の数々が収録されており、そこかしこで「ニッポン！！」と「元気を出そうぜニッポン〜♪」の2つのフレーズをパンチのある音楽とともに聞くことができる。

　開催国の南アフリカの雰囲気に合わせた音楽作りがなされているためか、全体的にピリっとしたインパクトと軽快さが特徴。多少陽気過ぎるムードもあるが、ワールドカップという世界規模の大会を楽しもうという心意気が感じられるほど明るく元気なアルバムとなっている。

　サッカーを愛するよしもと芸人が集まってできたユニット、よしもとジャパンによる（1）「元気ニッポン!」にて幕を開け、耳になじみのある（5）「VAMOS NIPPON」（6）「AIDA」の演奏を中盤に挟み、ラストは（12）「ULTRAS MEDLEY」にて幕を閉じている。私がこのアルバムに興味を持ったきっかけは、（10）「HERO (ヒーローになる時、それは今) -FIREWORK DJS REMIX-」。アルバムのバランスと見合った軽妙なアレンジが楽しい。

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