2008年5月14日　ワーナーミュージックジャパン

（1）Hi-Five
（2）マニフェスト
（3）1969
（4）愛をこめて花束を
（5）Ain't No Crybaby
（6）Oh My Precious Time
（7）バンクーバー
（8）i spy i spy（Superfly × JET）
（9）嘘とロマンス
（10）愛と感謝
（11）ハロー・ハロー
（12）Last Love Song
（13）I Remember

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　パワフルな女性ボーカルが印象的なSuperflyの1stアルバム。ドラマ『エジソンの母』主題歌「愛をこめて花束を」、『NISSAN Cube』CMソング「i spy ispy」、『ザ・プレミアム カルピス』CMソング「Oh My Precious Time」、『au LISMO』CMソング「Hi-Five」を含む全13曲を収録。

　Superflyの音楽を初めて聞いた時は、変な表現になるが、一体何事が起きたのかと不思議な衝撃に包まれた。音の印象は現代風であるのに、歌詞とボーカルとルックスの印象がこの21世紀の平成の世にあって1960年代〜70年代の音楽シーンを彷彿とさせている強烈なインパクトさにただただ圧倒された。これを例えるなら”温故知新”を形にしたような…だろうか。ボーカルの越智志帆さんが、ジャニス・ジョプリンやローリング・ストーンズ等の音楽から影響受けているとのことで、これらの影響がバッチリと現代の音とミックスされて表現されているように感じた。豊かな声量とパワフルなボーカルが、自身の音楽性を迷いなくまっすぐに表現しているという印象。

　当1stアルバムは、そのインパクト溢れるSuperflyの歌と音楽を存分に聞くことのできる内容となっている。新しさに中にどこか懐かしいロックのガリッとした音が味わえる音楽が詰まっている。ギターとベースとドラムがしっかりと鳴っているロック・サウンドの迫力が心地いい。そして、バラードでは綺麗に伸びるボーカルが響き渡り心ゆくまで聞かせてくれる。ボーカルの表現力は、この時点ではまだ幅の限りが感じられるが、今後ますます磨かれてゆくであろうと思うので、これからの活動に注目したい期待の大きいサウンドを持ったユニット。

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