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「マイ・ジェネレーション」 甲斐バンド
投稿日 : 2011/12/15 16:29
投稿者 久保田r
参照先
1979年10月5日 東芝EMI

(1)三つ数えろ
(2)感触 (タッチ)
(3)港からやってきた女
(4)街路
(5)100万$ナイト
(6)異邦人の夜 (シスコ・ナイト)
(7)特効薬
(8)噂
(9)グルーピー
(10)熱狂 (ステージ)
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Re: 「マイ・ジェネレーション」 甲斐バンド
投稿日 : 2011/12/15 16:30
投稿者 久保田r
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 セイコーのCMソングとして大ヒットした「HERO(ヒーローになる時、それは今)」の後にリリースされたオリジナル・アルバム。このアルバムを最後にベーシストの長岡和弘さんが体調不良の理由により脱退。

 「HERO(ヒーローになる時、それは今)」の大ヒットはセンセーショナルな出来事だったので鮮明に覚えている。だが当時の私はまだ小学4年生で、テレビの歌番組から流れるヒット曲しか知らない子どもであったので、甲斐バンドの音楽をきちんと聞くようになったのは高校生になってから。奇しくも同じ名前の読みを持つ二人の男性の先輩から(一人は隣りの高校なのだが)、「甲斐バンドは、良い。とにかく聞け」と半強制的に聞かされたのが始まりで、その後どっぷりと浸かり込んだ。「聞くなら、アルバムを買え」という先輩の指示に従い、当時学校の近くにあった中古レコード屋で最初に買った甲斐バンドのアルバムがこの「マイ・ジェネレーション」。何故このアルバムであったかと言うと理由は簡単で、ジャケット買いなのだが、聞き込むほどにどんどんと音に引き込まれて行き、現在でもお気に入りのアルバムの1枚。それから短期間のうちに甲斐バンドのアルバムを買い揃えた。

 このアルバムの特徴は、「HERO(ヒーローになる時、それは今)」の大ヒット後の最初のオリジナル・アルバムであるということと、にもかかわらず「HERO(ヒーローに〜)」が入っていないという2点にあるように思う。「HERO(ヒーローに〜)」の次にリリースされたシングルの(2)「感触 (タッチ)」は入っているのに、「HERO(ヒーローに〜)」は入っていない。この点に当時の甲斐バンドの媚びない孤高さが感じられ、かっこいいと思うしだい。それでは「HERO(ヒーローに〜)」の影響は表れていないのかと言うと、然にあらず。(2)「感触 (タッチ)」は、「HERO(ヒーローに〜)」のヒットを受けてキャッチーさを意識した曲であるし、(8)「噂」は、「HERO(ヒーローに〜)」で経験した事柄が歌となっている。安易に大ヒット曲を看板としないロック・バンドらしい斜に構えたスタンスのアルバムとなっている。

 このアルバムには良い曲がたくさん収録されているが、その中でも気に入っているのは、トップの(1)「三つ数えろ」。当時、LPに針を置いた瞬間にクリアーにシンプルに耳に入って来るギター・リフに一発で引き込まれた。加えてロックな言葉に満ちた歌詞。「イライラのしっ放しさ 満足なんかできはしないさ」「ひからびたサンドイッチと 苦いばかりのぬるいコーヒー 俺は怒鳴った いつだって 満足なんかできはしないさ」「1、2、3 三つ数えろ 怒りと焦り吹き飛ばせ 祈るように数えろ でも満足なんかできはしないさ」…この”満足なんかできはしないさ”のフレーズが、ギター・リフの演奏と相俟って強く印象に残った。(5)「100万$ナイト」は、ライブでのミラーボールを使った光の演出が印象的な曲。(10)「熱狂 (ステージ)」は、ライブを続ける自分たちの思いを綴っている名曲。
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