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「DELICIOUS 〜JUJU's JAZZ 2nd Dish〜」 JUJU
投稿日 : 2014/06/12(Thu) 15:06
投稿者 久保田r
参照先
2013年6月26日 SMAR

(1)It's a JAZZ Thing!!
(2)It Don't Mean A Thing
(3)Take Five
(4)Give Him The Ooh-la-la
(5)In A Sentimental Mood
(6)We Are In Love
(7)When You Wish Upon a Star
(8)Summertime
(9)Sway (Quien Sera)
(10)Misty
(11)My Foolish Heart
(12)More Than You Know
(13)You & Me
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Re: 「DELICIOUS 〜JUJU's JAZZ 2nd Dish〜」JUJU
投稿日 : 2014/06/12(Thu) 15:08
投稿者 久保田r
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 「DELICIOUS」に続くJUJUさんのJAZZアルバム第2弾。総合プロデュースに松尾潔氏、サウンドプロデューサーに島健氏と菊池成孔氏を迎え、JAZZのスタンダードナンバーとオリジナル曲2曲を収録した豪華な内容。

 意図するところがまっすぐに伝わってくる内容となっていて、聞いているうちになるほど、と頷けるアルバム。ポップソングを歌うJUJUさんの歌声に馴染んでいる人にとって初めて聞くJAZZの入口として相応しいナンバーばかりであるし、JAZZファンにとってもスタンダードでありながら洗練されたアレンジとボーカルに新たな魅力を感じる内容になっていると思う。JAZZと一口に言っても全体に流れる気怠いムードの中、一曲一曲を聞いていると色々な表情を持っていることが明確に伝わり、アレンジの良さと表現豊かなJUJUさんの歌声に浸れるアルバムとなっている。

 JAZZを歌うJUJUさんの歌声に惹かれたのはTBS系ドラマ『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜』にて。主人公らが盗みを行う際のテーマとして流れたのを聞いた時にその歌唱力に惹き付けられた。ほどよい加減で滑り込んで来るスイングするかのような歌声からリズミカルなパートへと力みなく流れてゆくムーディさに満ちた歌唱が素晴らしく、繰り返し聞いていたいほど。リズムを刻むピアノの演奏が耳に残るアレンジもお見事。同じフレーズを調子を変えながら徐々に移っていく音の変化を味わえる。

 アルバムのトップとラストがオリジナル曲。トップの(1)「It's a JAZZ Thing!!」は、アルバムの入口にふさわしく明るいムードの日本語によるJAZZ調の曲。ラストの(13)「You & Me」は、「H.I.S.海外ウェディング」のCMソング。結婚式を迎える新婦の気持ちを表現している歌で、この曲のみJAZZではないため若干浮いた感じが否めない。しかし、このアルバムからJUJUさんを知った人へのアプローチとしてはボーナストラック的な扱いとして良いのかも知れない。個人的な意見としては、アルバム全体の完成度から見てラストの曲は今ひとつバランスを欠いているようにも思えるのですが…。

 それはさておき当アルバムは、JAZZを通してJUJUさんの色々な表現力を味わえる一枚。少女のような可愛さや大人の女性の艶っぽさまで。気怠さと洗練さ。この雰囲気がおすすめ。
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