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「BEAT & ROSES」 及川光博
投稿日 : 2018/04/04(Wed) 15:32
投稿者 久保田r
参照先
2018年3月28日 (株)JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント

初回限定盤A
□ CD
(1)インフィニティ ∞ ラブ
  作詞:及川光博 作曲:及川光博 編曲:御供信弘
(2)スリル
  作詞:森雪之丞 作曲:布袋寅泰 編曲:CHOKKAKU
(3)恋にうつつをぬかしたい
  作詞:及川光博 作曲 伊藤理枝 編曲:御供信弘
(4)セックスフレンド<2018>
  作詞:及川光博 作曲:及川光博 編曲:あらケン
(5)Birthday 〜バラのブレス〜
  作詞:及川光博 作曲:深沼元昭 編曲:深沼元昭
(6)瞬きにあいだに。
  作詞:及川光博 作曲:及川光博 編曲:ローズ高野
(7)BEAT & ROSES
  作詞:及川光博 作曲:あらケン 編曲:あらケン

□ DVD
(1)インフィニティ ∞ ラブ[Music Video]
(2)インフィニティ ∞ ラブ[本人映像/ショート ver.]
(3)インフィニティ ∞ ラブ[Music Video Making]

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DVDレビュー
投稿日 : 2018/04/04(Wed) 15:39
投稿者 久保田r
参照先
 2種ある初回限定盤のうち、「インフィニティ ∞ ラブ」のMusic VideoのDVDの付いたAを選択。(ちなみにBは、Photo Bookと妄想トークショーのCD付き)

 「インフィニティ ∞ ラブ」は、及川さんの言を借りて紹介すると「男子が好きな女子に求愛する」という歌。この説明だけなら、なるほど、と頷くだけで終わるところだが、さすがの及川さんはそれだけでは終わらない。なんとオリジナルソングを好きな女子の目の前で歌うというシチュエーションの詞。この時点でドン引き間違いなしのシーンを歌にしてしまうのが、及川さんクォリティー。一歩間違えばコミックソングになりそうなところを、キャッチーかつノリのいいメロディーで見事昇華している。(褒めすぎか?www)

 Music Videoは、カラオケで男子が好きな女子の目の前で「インフィニティ ∞ ラブ」を歌い、及川さんがカラオケ店員となって出演。カラオケの歌詞の出る画面には、この曲のためのバンド、インフィニティーズを率いて歌う及川さんの映像が流れ、これがまた歌って踊って実に楽しそう。バンドのメンバーは格好いいのに、及川さんだけ愛くるしいのはどういうことなんだろうか。赤いジャケットの下に着ている黒いシャツの長いプリーツをクルクルと高速ターンでヒラヒラさせるのはヤメロ!ある意味悩殺プレイ。まるでスカートのようなヒラヒラのプリーツがこんなに似合う全力中年は他にいないだろう。

 DVDを見ていて「おおっ!」と感動したのは、Makingの冒頭シーン。インフィニティーズのメンバーと記念写真を撮った後、みんながカメラの向こう側に移動し始め、階段だったためドラムの小林香織さんの隣にいた及川さんが、さりげなく何気なくそっと腰に手を添えてエスコートしている姿が画面の隅に映って一瞬目が釘付けに。さすが及川さん。こういうことをものすごく普通にナチュラルにできてしまうところが素晴らしい。以前からのファンの方にとっては自然な光景なのでしょうが、近年ファンになった自分にはインパクトのある感動的なワンシーン。「恋にうつつをぬかしたい」ばりに、ますます「惚れちまうだろ」。
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Re: 「BEAT & ROSES」 及川光博
投稿日 : 2018/04/04(Wed) 15:36
投稿者 久保田r
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 ミッチーこと及川光博さんの2018年最新オリジナル・アルバム。収録内容は、5曲の新曲と、布袋寅泰さんのヒット曲をカバーした「スリル」、2004年のアルバム「ヒカリモノ」から「セックスフレンド」のセルフカバーを加えた全7曲。

 アルバムの基調となっているサウンドは「ロック」。及川さんの三大主軸となっている「ファンク」「ロック」「バラード」のうち、「ロック」を前面に打ち出したアルバムとなっており、全編を通して疾走感のある楽曲で括られている。近年は音楽シーンの流行りであったEDMを主体とした楽曲作りが多くなされていたが、今作では新たな音楽の方向性として「ロック」を主体としたアルバムが作られた。

 とはいえ、全曲これロック一色かと言うと、そこはエンターテイナーの及川さん。ロックのビートを効かせながら、ファンク・テイストを盛り込ませる器用振りを発揮。アルバムの掴みとなる(1)「インフィニティ ∞ ラブ」では、陽気に踊れるロック・サウンドを響かせ、(3)「恋にうつつをぬかしたい」では、夏と冬のイベントに輝く女の子の可愛らしさと憧れを堂々と歌い上げている。この曲のユニークなところは、詞を及川さんが書かれていて、曲をコーラス担当の伊藤理枝さんが書かれているところ。男子の女子への密かな憧れといった心境が綴られていて、女の子のファッションの単語や心理が語呂よく並んでいるところなどは、流石の観察力と分析力。こういった詞を度々書かれる及川さんの女子に対する思いの表現力を感じられる一曲。

 布袋寅泰さんのカバー曲(2)「スリル」は、インパクトのある仕上がり。演奏はデジタル・サウンドとなっているが、何といっても詞が及川さんにピッタリ。やけに意味深に聞こえるのは、歌声の色気ばかりではない筈。(4)「セックスフレンド<2018>」は、変則的なアレンジであったオリジナルを、バンドのギター担当のあらケンさんが新たにアレンジしたもので、エッジの効いたギターとドラムとキーボードの音が際立っている曲。この曲は、タイトルの示す通り性の行ないの一つを歌にしたもので、詞の内容が深く傷ついた孤独感を痛々しいまでに綴られている。こういった性表現を果敢に歌にしていくのも及川さんの魅力の一つ。

 しかし、このアルバムの肝はラストの(7)「BEAT & ROSES」にあり。これぞロックな一曲。ギター、ドラム、ベースがズンズンと鳴り響いていて心地いい。そのサウンドに乗るボーカルもビート感に満ちていて心地いいし、アルバムタイトルの「ROSES」=薔薇、すなわち情熱を示す力強さもあって実に格好いい。楽曲の全体の雰囲気が、締めくくりっぽいスケールをまとっているためか最終曲となっているが、実はこの曲をアルバムの最初としてもいいとさえ個人的には思う。それほどにこのアルバムのコンセプトがはっきりと「ロック」と謳っている潔さがある。

 追記。
 音が若干振り切れ気味。伸びと奥行きが収まりきっていない感。バラードのボーカルにやや物足りなさを感じるのはそのせい?
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