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「さらば!!青春のファンタスティックス」及川光博&THE FANTASTIX
投稿日 : 2019/04/10(Wed) 16:04
投稿者 久保田r
参照先
「さらば!!青春のファンタスティックス」及川光博&THE FANTASTIX
2014年3月26日

(1)放課後ジュリエット
(2)天の川ランデヴー
(3)女子について。
(4)がむしゃら! NIGHT☆PARTY
(5)優・等・生
(6)アイという名のもとに
(7)ヤング定食
(8)恋の生徒怪長
(9)ふたり
(10)To be continued
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Re: 「さらば!!青春のファンタスティックス」及川光博&THE FANTASTIX
投稿日 : 2019/04/10(Wed) 16:07
投稿者 久保田r
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 ソロとしてではなくバンド名義で作られたコンセプト・アルバム・シリーズの第3弾。「さらば!!青春のファンタスティックス」というタイトルの醸すイメージ通りコンセプト・テーマは「青春」であり、当コンセプト・シリーズ3部作の完結編。

 前2作は、この世にあって手の届かないファンタジー色濃い世界観であったのに対し、今作は、誰しもが人生で一度は経験した在りし日の「青春」の世界を綴っている作品。そのため、確かにコンセプト・アルバムではあるものの、前2作とは世界観の描写の方向性が個人レベルの人生の過去へとベクトルが向いているため、シリーズとしては違和感が拭えないのも正直なところ。

 収録楽曲のジャンルは、今作も多様。インストゥルメンタルこそ入っていないが、ダンスミュージック、ロック、ラジオドラマ、コミックソングは健在。というか、及川光博さん独自の目線が鋭過ぎる上、リリース当時は45歳という人生経験を経て不惑と呼ばれる40代半ばで作られた青春ソングであるため、敢えて皆が口にしないような青春のチクッとした痛みの部分を軽快な歌詞と楽曲でさらりと歌い上げている…というのが全体の印象。

 どの曲の歌詞も、誰もが人生を振り返れば思い当たるような部分が描写されてあり、もどかしい切ない笑いが込み上がってくるところは流石の感性といったところ。思い出すと恥ずかしい過去をエンターテインメント性豊かに表現できるのは、及川光博さんならでは、かと。

 「優・等・生」は、コーラスのManamiさんが歌っており、作詞もManamiさんで、作曲はManamiさんとあらケンさんによる共作。詞がアルバムのコンセプトに物凄くマッチしており、遠くから見つめるしかなかった恋の卒業が描かれている。「ヤング定食」〜「恋の生徒怪長」の流れは、今作はややパンチが弱いものの3部作の完結編らしい終わり方ではないかと。「ヤング定食」では、前作のウォルフガング・ミッチーマイヤーが再登場。コミックソングの位置付けに当たる「恋の生徒怪長」では、御伴信弘さんと及川光博さんによるツインボーカルが実現。そのためか割とマジなメロディーとサウンドとなっており、笑いよりも「こんな学校あったらいいよね〜」的な楽しさの曲となっている。(ちなみに及川光博さんは、小学校時代に児童会長だったそう)
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