2006年8月2日　ワーナーミュージック・ジャパン

□ Disc 1
（1）Jump／Van Halen
（2）Wake Me Up Before You Go-Go／Wham!
（3）Psychic Magic／G.I. Orange
（4）Take On Me／a-Ha
（5）Mickey／Toni Basil
（6）There Must Be An Angel (Playing With My Heart)／Eurythmics
（7）Relax／Frankie Goes To Hollywood
（8）Venus／Bananarama
（9）U Can't Touch This／MC Hammer
（10）Every Little Step／Bobby Brown
（11）Let's Go Crazy／Prince
（12）The Reflex／Duran Duran
（13）Let's Dance／David Bowie
（14）Don't Stop The Dance／Bryan Ferry
（15）Invisible Touch／Genesis
（16）She Drives Me Crazy／Fine Young Cannibals
（17）Don't Get Me Wrong／The Pretenders
（18）Silly Love Songs／Wings

□ Disc 2
（1）The Power Of Love／Huey Lewis & The News
（2）Don't Stop Believin'／Journey
（3）Danger Zone／Kenny Loggins
（4）Eye Of The Tiger／Survivor
（5）The Final Countdown／Europe
（6）Mr. Roboto／Styx
（7）Owner Of A Lonely Heart／Yes
（8）Get It On (Bang A Gong)／The Power Station
（9）Wild Thing／X
（10）La Bamba／Los Lobos
（11）Call Me／Blondie
（12）Long Train Runnin'／The Doobie Brothers
（13）What A Fool Believes／Matt Bianco
（14）My Sharona／The Knack
（15）I Was Made For Loving You／Kiss
（16）Black Night／Deep Purple
（17）Born To Be Wild／Steppenwolf
（18）Stand By Me／Ben E. King

　「35歳以上限定」というマークがジャケットとなっている洋楽のロック＆ポップスの大ヒット曲を集めたアルバム。70年代〜90年代の大ヒット曲のみが収録され、スカっとするほど明確なコンセプトのもと、青春を真っすぐに思い出して楽しめる仕様となっている。

　まさしく35歳以上の人にはたまらない選曲になっていると思う。特に80年代に学生時代を過ごした人には、曲と共に当時のことが思い出され、懐かしさと共に現在でも色褪せることなく当時と変わらぬ思いのまま聞くことができるアルバムではないかと思う。また、こういったアルバムにありがちなバラード曲が合間に挟み込まれていないので、始めから終わりまで、フルにロックかつポップなノリをノンストップで楽しむことができる。

　現在の洋楽もオシャレな名曲が揃っていると思うが、青春時代に聞いた音楽というのは、思った以上にインパクトがあり、記憶に深く強く濃く焼き付いているもの。思い出と音楽は切っても切れない関係にあり、当時のヒット曲を耳にすると思い出が脳裏にパァーっと蘇るということは、誰しもが体験することだと思う。

　不思議なのは、今でも当時と変わらずにカッコイイと感じること。30年ほどの月日が経過しているにもかかわらず、今でも普通に日常の中で聞くことができる。大ヒットした曲というのは、時間の経過などにビクともしない芯の強さと柔軟さを持ち合わせているよう。

　私は、洋楽よりも日本のニューミュージックをよく聞いていたが、このアルバムに収録されている曲は、どれも聞いたことがあるものばかり。自分が10代だった頃、いかに洋と邦の音楽が周囲に豊かにあったかが分かる。文字通り「35歳以上限定」のオトナにオススメのアルバム。