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「らいむらいと」アーリー甲斐バンド
投稿日 : 2005/06/17 10:20
投稿者 久保田r
参照先
(1)あの頃
(2)No.1のバラード
(3)悪魔に狂って
(4)恋時雨
(5)週末
(6)バス通り
(7)魔女の季節
(8)放課後の並木道
(9)アップルパイ
(10)思春期
(11)吟遊詩人の唄(ONE MAN BAND)

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Re: 「らいむらいと」アーリー甲斐バンド
投稿日 : 2005/06/17 10:20
投稿者 久保田r
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 甲斐バンドのデビューアルバム。

 正確には、デビュー当時はもちろん「甲斐バンド」となっていて、「アーリー甲斐バンド」となったのは、後年になってから。ジャケットの変更と共に「アーリー(EARLY)」と付いた。現在入手出来るのは、この「アーリー甲斐バンド」の物で、漫画家、萩尾望都が描いたジャケットが特徴。デビュー当時の物は入手しづらくなっていて、甲斐よしひろが当時のジャケットを気に入らず、後年になってからジャケットを変更したのだが、新ジャケットは、「LIMELIGHT」のロゴの上に四人の男の子の後ろ姿の足元が描かれていて、九州から出て来た四人組の男の子たちという雰囲気がよく出ている。ちなみにデビュー当時のジャケットは、甲斐よしひろがシルクハットを被ってお茶目に笑っている写真で、甲斐バンドのイメージとはほど遠い。ジャケットが変更になったと知った時(あ、やっぱりね)と正直に思った。

 さて、デビューアルバムだけあって、やはり声も若く、バンドとしての成熟さもなく、若々しいばかりの楽曲たちで構成されている。でも歌詞の語句には甲斐よしひろらしさが詰まっていて、記憶に残る歌詞が多い。デビュー時の甲斐よしひろの感性が最も真っ直ぐに表現されていると思う。

 デビュー曲の『バス通り』の歌詞。
「学生だった僕に うまく愛は語れなかった 長いこの道 一人じゃ遠すぎる バス通り」
 ぐっと来る。思春期の切なさが語られていて、ほろ苦い思い出が蘇る。そんな言葉で綴られている。

 ファンの間ではこのアルバムは別の意味でも話題に昇る。それは、(9)曲目の「アップルパイ」。「アップルパイ」というタイトルもそうだが、歌詞も可愛く、尚かつ歌っているのが甲斐よしひろではなく、ギターの大森信和というメンバー。彼は、昨年、病気で亡くなられた。彼の歌う「アップルパイ」は、もうアルバムの中でしか聞けない。そういった意味でも貴重なアルバム。
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