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「アタタカイ・ハート」 甲斐よしひろ
投稿日 : 2006/10/02 14:24
投稿者 久保田r
参照先
2004年9月8日 ユニバーサルJ

(1)FIGHT THE FUTURE 作詞・作曲:甲斐よしひろ/編曲:甲斐よしひろ&坂井紀雄
(2)愛のもえさし 作詞:甲斐よしひろ/作曲:松藤英男/編曲:富樫明生
(3)星の降る Ferris Wheel 作詞:甲斐よしひろ/作曲:後藤次利/編曲:富樫明生
(4)かけがえのないもの#2 作詞・作曲:甲斐よしひろ/編曲:前野知常
(5)愛することのもどかしさ 作詞・作曲:甲斐よしひろ/編曲:前野知常
(6)牙/タスク 作詞・作曲:甲斐よしひろ/編曲:甲斐よしひろ&坂井紀雄
(7)ホリデー (featuring香西かおり) 作詞・作曲:甲斐よしひろ/編曲:松藤英男
(8)ショック・アブソーバー 作詞・作曲:甲斐よしひろ/編曲:前野知常
(9)Blue Rose Blue 作詞・作曲:甲斐よしひろ/編曲:甲斐よしひろ&大里正毅
(10)畔 作詞・作曲:甲斐よしひろ/編曲:前野知常
(11)ディープ・パープル 作詞:ちあき哲也/作曲:五十嵐浩晃/編曲:松藤英男
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Re: 「アタタカイ・ハート」 甲斐よしひろ
投稿日 : 2006/10/02 14:26
投稿者 久保田r
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 デビュー30周年にリリースされたオリジナル・アルバム…と言えども、半分近くが自分の曲と他アーティストへ提供した曲のカヴァーで、しかも全曲他アーティストによる編曲なので、”甲斐よしひろの”という意味では完璧なオリジナル・アルバムとは言い難いオリジナル・アルバム。しかし、デビュー30周年を経ての最新の甲斐さんの動向を窺い知るには十分なアルバムとなっている。

 カヴァーがほとんどということで、曲自体よりも曲にまつわるエピソードについ目がいってしまうが、(1)「FIGHT THE FUTURE」は、DA PUMPのISSAへ提供した曲。(7)「ホリデー」は、香西かおりさんとのデュエット。(11)「ディープ・パープル」は、'81年の五十嵐浩晃のヒット曲。(2)(4)(10)は、セルフカヴァーとなっている。もちろんどの曲もこのアルバムに合わせてアレンジが施されているので、発表された当時よりも現代風なアレンジとなっていて、聞き比べる楽しみがある。

 全曲、編曲は他アーティストによって手がけられており、(2)(3)(11)は作曲も他アーティストによるものなので、これまでの甲斐さんのオリジナル・アルバムと比較してみると曲の表現に格段の差がある。以前の甲斐さんのオリジナル・アルバムは、自らが決めた完全なコンセプトに乗っ取って自分自身の手で作っていたが、このアルバムは違う。例えるなら甲斐さんはまな板の鯉のような状態で、自分が信頼したシェフによって曲が料理され、フルコースとなって収められているという感じのアルバム。表現は悪いかも知れないが、このアルバムを聞いた時にすぐに感じたのは(甲斐さんは料理されたがっている)ということだった。今までひたむきに自分で自分を磨き上げて来た自分という素材を他の料理人に料理してもらいたい。…と、そんな風に感じるアルバムであった。

 しかし、甲斐さんが大人しくまな板に乗っている筈がなく、カヴァーであろうと他の人の作曲であろうと、しっかり”甲斐よしひろ”ブランドとして1曲、1曲が仕上がっている。甲斐さん独特のヴォーカルと歌詞。これらはどう料理されても”甲斐よしひろ”であることには変わらない。
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