「Revolution」 徳永英明
投稿日 | : 2006/11/09 15:05 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
1991年10月5日 APOLLON
(1)Revolution
(2)絆
(3)Wednesday Moon
(4)LOVE IS ALL
(5)La vie en rose〜心の旅〜
(6)桜
(7)負けるな
(8)BOXER
(9)幻を止めて
(10)どうしょうもないくらい
Re: 「Revolution」 徳永英明
投稿日 | : 2006/11/09 15:05 |
投稿者 | : 久保田r |
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現在、女性ヴォーカリストのカヴァーが好評を博している徳永英明だが、その彼が最もポピュラーな大ヒットを飛ばしていた頃のオリジナル・アルバム。オリコン1位を獲得した「Wednesday Moon」など3枚のシングル曲が入っている。
今、聞くとやはり声が若いし、歌詞にも音楽面にも若さがある。彼の音楽人生に於いてヒットメーカーとしてノリにノっていた頃の音楽が詰め込まれているので、この時点での彼の才能が見事に花開いている。3枚のシングル曲はもちろんのこと、どの曲もシングルに負けず劣らずハイクオリティな仕上がりとなっている。それもその筈、(3)「Wednesday Moon」以外のすべての編曲がヒットメーカーの佐藤準氏によるものなので、華やかな押し出しのあるポップスな装いの曲となっている。当時の徳永英明の感性と佐藤準氏の編曲の相性が見事にマッチした結果。
このアルバムに収められている楽曲たちは、1曲ごとに完成された曲たちで構成されているので、トータル的なアルバムのテーマはというよりも、彼のバラエティな曲作りの才能を感じることができるアルバムとなっている。アップテンポな曲、ミディアムテンポな曲、バラードな曲と彼の曲作りの多様な表情を見ることができる。彼はこのアルバムの後、人間の内面性に入って行く音楽作りへと傾倒していくので、対外的なと言うと語弊があるかも知れないが、ヒットメーカーとして名を知らしめるという意味に於いて名刺代わりとなるアルバムがこのアルバムだと言えると思う。
現在の徳永英明の音楽ファンには、このアルバムは特異な感じを受けるかも知れない。しかし、ある意味このアルバムを作る為に彼は走り続け、このアルバムを作ったからこそ彼は新たな地点に向け踏み切ることとなった。人に歴史ありの一つの頂点のアルバム。