「いざ行け！ロボット軍団/戦いの詩」

作詩：保富康午/作・編曲：菊池俊輔

昭和51年夏の東映まんがまつりで公開された劇場アニメ『決戦！大海獣〜グレンダイザー ゲッターロボＧ グレートマジンガー』の主題歌である。映画のためだけの完全なオリジナル主題歌がつけられた珍しい例である。
佐々木"いさ王"功・保富"ロマンちっく"康午・菊池"アクション"俊輔の「三銃士」の作品である。
ＯＰは、いきなりからティファナブラス風トランペットが炸裂する。いかにも菊池メロディらしい時代活劇風な堂々たる作風だ。
曲調もアレンジも永井豪３大メカ揃い踏みということで、それぞれの特徴を詰めこんだような贅沢な仕上がりだ。ついでにガイキング風な味わいもパラパラとふりかけてある。
しかし、それは同時に"幕の内弁当的"であるということ、いわば三竦み状態でとりわけこの曲独特の良さまでには昇華されていないが。
その点は、歌詞にも言える。三番まであってたった３分43秒のなかに、永井豪３大メカそれぞれを読み込むのであるから、紹介だけで終わりである。保富"ロマンちっく"マチ子先生・・・ぢゃなかった康午先生の持ち味は出ていない。
"いさ王と呼ぼう"佐々木功氏もまぁいつも通りということか。
もちろん、このプロ３人であるから普通であっても平均以上のクオリティであることは言うまでもないのだが・・・。
ＥＤも同傾向の歌。ただし、ＥＤだけに少し余裕があるか？
保富"ロマンちっく"康午氏の持ち味も少し出ている。

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