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「ジャッカー電撃隊」
投稿日 : 2001/12/19 04:27
投稿者 梶原正義
参照先
作詩:石ノ森章太郎/作・編曲:渡辺宙明

大ヒットを記録し長期の放映となった『秘密戦隊ゴレンジャー』の後番組にして戦隊モノ"第二弾"である『ジャッカー電撃隊』の主題歌である。
前作がどちらかといえば軟派路線だったこともあり、本作は初期ライダーシリーズのようなシリアスで影のある作風となった。
そんなこともあってOPからしてぐっと渋い作風である。
この曲も渡辺宙明氏によるもので、『超神ビュビューン』から『大鉄人17』を経てマイナー系傑作曲をまたしても作り上げた。
今回もいきなりアフロアフリカンなバス・ドラのビート・ドラム・ソロが炸裂する。ジャズをルーツに持ちながらも当時ラテン音楽にもはまっていたという渡辺宙明氏の趣味がここでも花開く。この辺もやはりラテンもよりブラックさの濃いカリブ音楽の影響が濃い。現在のラップやハウスミュージックにつながるボ・ディドリー系のラテン風ブルースにも通ずる要素だ。
さらに全体的にはR&B/ファンクなサウンドで意外とシティな音づくり(刑事ドラマものにも共通したフレーバーだ)。ファンキーなベースもブリブリ鳴っている。
しかし、そんな要素が何処か日本伝統のハードな民俗音楽にもどこか通ずるところがあるから面白い。そういえば佐々木功氏は「りんご追分」のレコードが心の一枚と仰っていたっけ。
これだけの要素が揃えば、佐々木氏のボーカルで"はまらない"訳がない。うまく「いさお節」を効かせて歌い上げている。
恒例のこおろぎ'73のコーラスもインパクトが強い。それだけにチャカされることもあるが、実際にカラオケ等で真似してみるとタイミング等結構変則的で随分と苦労する。この辺が一筋縄ではいかないテクニックの高さである。
トランプのカードをカットバック風に散りばめたOPの映像もアダルトで印象深い。サビの直前の「♪これが・・・」の部分のコーラスと見事にシンクロしたカートのディーリングのシーンは、これぞ映像と音楽との見事なコラボレーションである。
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