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「もっとすごい科学で守ります!」 長谷川裕一
投稿日 : 2000/12/31 12:50
投稿者 Excalibur
参照先
「科学考証」ならぬ「SF考証」本(?)の第2弾。
前作では『バトルフィーバーJ』以降の「スーパー戦隊シリーズ」を、全て同一世界と規定して考察を試みた著者が、今回は『仮面ライダー』をはじめとする石ノ森章太郎作品をも含めて、独特の理論を展開。併せて『宇宙刑事シリーズ』も別途取り上げている。
「戦隊シリーズ」の考察を謳いながら、何故前回は『バトルフィーバー』以降だけしか取り上げていないのかという理由には、著者の、ファンならではのこだわりが覗える。先行作品『秘密戦隊ゴレンジャー』と『ジャッカー電撃隊』は石ノ森・原作で、『バトルフィーバー』以降は東映オリジナル(原作・八手三郎)であることも理由の一つだが、実は映画『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』において『ジャッカー』と『ゴレンジャー』のみならず、『仮面ライダー』や『人造人間キカイダー』までもが世界観を共有していることが示唆されており、つまりはボリュームがありすぎるからということで見送られていたのだ。そこで今回は満を持した仕切り直し、といったところである。
『仮面ライダーBLACK』に登場した秘密結社ゴルゴムの世紀王のコピー(!)として誕生した歴代仮面ライダーたちが、実はゴレンジャースーツ(強化服)の実験の被験者となり・・・という例によって例の如くの著者独特の理論は、「そんなバカな」と思いつつも読後には何故か納得させられているという、妙な説得力があるのは前作同様。また、前作刊行当時は放映中だった『電磁戦隊メガレンジャー』と、それ以降の『救急戦隊ゴーゴーファイブ』までの「戦隊シリーズ」もフォローされている。このまま、第3弾、第4弾の上梓を待ちたい。
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