2010年2月15日　（株）イースト・プレス

＜収録内容＞
入れない部屋／くつろげないバス・トイレ／楽しい食卓！？／どう使う？この部屋／恐怖の隙間／知ってるようで知らない間取り用語集／ありがた迷惑なオプション／謎のバルコニー／使えない収納／日本の家賃と間取り3万円でここまで違う！／こんな形でゴメンナサイ／江戸時代はどんな家？日本むかし間取り／まだある「ヘンな間取り」

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　相方さんのブログ記事（http://odin2099.exblog.jp/13095649/）で興味を持って読んでみた一冊。主にアパートやマンションの「ヘンな」間取りを集めた内容となっており、いびつな形の部屋や、バランスの悪い間取りや、使い道のなさそうな間取りなどなど、奇妙な「ヘンな間取り」の数々が収録されている。

　ページの構成は、ページ上部にタイトルがあり、真ん中に大きく間取り図があり、下部にコメント形式の解説付きという構成。1ページ内にコンパクトに収まっているため、淡々とあっさりと次から次へと見ることが出来るのは楽と言えば楽なのだけれども、うっかり先に文章（解説）に目を通してしまうと、問題を見る前に正解を知ってしまうようなもので、どこがどうヘンな間取りなのか自分で探す楽しみが半減してしまうので要注意。なぞなぞ本みたいに正解（解説）を1ページずらすとか、反対向きに書いてあると良かった……かも？でもそれじゃあ今度は読みづらいという難点が出て来るのですが…。

　さて、収録されている「ヘンな間取り」の数々は、確かに住むのに不便そうな「ヘンな間取り」ばかり。入れない部屋や、玄関から部屋までやけに遠かったり、風呂・トイレがどこにあるのか分からなかったり、ベランダが部屋よりも大きかったりと、実に世の中には色んな部屋があるもんだなぁ…と感心（？）するようなヘンな間取りが多い。おそらく間取り図の作成ミスも入っていると思うのだけれど、それ以前に部屋全体の形が奇妙だったりすると、一体この建物はどんな形をしているのだろうと考えさせられる間取り図もあり、さらに謎が深まっていくのも一興な一冊となっている。

　やはり部屋は、間取り図だけでは分からないということかと。築年数も気になるし、自分の足で歩いて現物を見るのが一番ということでありますね。

　ところで、2の間「くつろげないバス・トイレ」の章の37ページにある部屋は、テレビで同じ作りの部屋を見たことがある。確かに「ヘンな間取り」ではあるけれど、テレビで見た部屋は内装がなかなかオシャレで、短期間なら一人暮らししてみてもいいかも、と思った。

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