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「ハイパーウエポン 2011/神なる永遠の黄昏」
投稿日 : 2011/07/05 18:10
投稿者 久保田r
参照先
「モデルアート7月号増刊 HYPERWEAPON2011 神なる永遠の黄昏」
2011年7月20日 (有)モデルアート社

 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』の副監督であり、メカデザイン担当の小林誠氏が構成した「モデルアート7月号増刊」の「ハイパーウエポン 2011 神なる永遠の黄昏」という名の雑誌。配分量は、「ヤマト」が1/3、「LASTEXILE」が1/3、残り1/3が「GEO」「GALACTICA」他といったところ。

 2009年の11月に『ヤマト 復活篇』の劇場公開に合わせて「ハイパーウエポン 2009」(レビュー:http://chaos-i.com/review/bookextra/patio.cgi?read=156&ukey=1)を発売して以来、およそ1年半振りにお目見えとなった当雑誌。前回は、ほぼ9割方、新生ヤマトを始めとするコスモパルサーや『復活篇』に登場するメカがぎっしりと描かれてあったが、今回は『復活篇 ディレクターズカット』について触れている。

 2010年11月に船より転落し事故死された西崎義展氏の遺志を継ぎ、今夏完成を目指して製作されている『ディレクターズカット』のイメージボードなどが収録されている。ブラックホールに呑み込まれていく地球の姿は、神々しいまでに美しい輝きに満ちているが、と同時に綺麗過ぎてもの凄く切なくて寂しい。これほどの映像美を作り出すその表現力に感動。「再生への模索」と名付けられたメカのイラスト群は、旧型艦がズラリ。旧型船といっても過去のシリーズのものではなく、2220年世界での旧型艦のこと。表紙にも登場している「波動実験艦ムサシ」や、アレンジされた「アンドロメダ」、非武装のブルーノア級戦艦「ブルーアース」などなど。少しくすんだ色味に旧型艦特有の使い込まれた感が漂っており、哀愁あるロマンに包まれていて良い雰囲気。他には、DVDとBlu-rayのパッケージイラストの事細かい部分まで書き込まれた線画や、ディレクターズカットのストーリーボード、模型など。

 「ヤマト」を目的として買った当雑誌だけに、他の収録作品は初めて見るものばかりで、私には何がなにやらよく分からなくて申し訳ない限りなのだが、「LASTEXILE」は、メカが細かいパーツまでぎっしりと描かれてあって圧倒的。独自の世界観がひしと感じられるメカ・イラスト群となっている。「GEO」は、「小林的造型のギャラリー」。作り込まれた模型の写真がひしめきあっていて、模型の世界の奥行きを感じるページ。

<収録内容>
宇宙戦艦ヤマト 復活篇 DIRECTOR'S CUT
LASTEXILE -Fam,The Silver Wing-
GEO
BATTLESTAR GALACTICA

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