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「道 TAO/松坂桃李写真集」 大野和香奈
投稿日 : 2012/02/16 16:58
投稿者 久保田r
参照先
2011年10月25日 マガジンハウス

 たっぷり128ページ、22歳の等身大の松坂桃李さんを味わえる2nd写真集。撮影は、ファッションや若手アーティスト等を多く手掛けている大野和香奈さん。撮影場所は、上海と蘇州でのオールロケ。ヌードもあり。

 松坂桃李さんは、『侍戦隊シンケンジャー』の主役であるシンケンレッドこと志葉丈留にて俳優デビューし、ドラマ『GOLD』『アスコーマーチ』『怪盗ロワイヤル』、映画『僕たちは世界を変えることができない。』『アントキノイノチ』、舞台『銀河英雄伝説』などの多くの話題作に主演または出演している期待の若手俳優。

 当写真集は、1st写真集から2年後に発売された2nd写真集。役者として数々の経験を積んで来た証しからかぐっと大人びた表情を垣間見せるようになった彼ではあるが、でもまだまだ未成熟な雰囲気が全身を覆っており、青年から大人の男性へと成長する変化の兆しを窺わせている”22歳の松坂桃李”の姿を短期間で集中的に撮影した内容となっている。

 松坂桃李さんの魅力は、はっきり言って未知数で、これからどのようにどんな方向に向かって進んで行くのかといったことは予想だに出来ないのだけれども、しかしながら恵まれた大きなチャンスにしっかりと応えている彼の活動を見ていると、ルックスだけではない彼の内側の魅力といったものが役柄を通して表現されて来ているように感じ、頼もしささえ感じられるようになって来た。

 上海と蘇州で撮影された当写真集では、そんな松坂桃李さんの表情を見ることができる。場所の空気にとらわれない彼の表情を見ていると、若者らしい不遜さが感じられ、逆に小気味よいほどであるけれども、中国でロケを行うことのコンセプトが若干弱いように感じられた。どこにいても自分であるという芸能人らしい強い存在感の表れであるということは分かるが、何故中国であったか…が、今ひとつ伝わって来ない表情と写真であったのが少々残念な点であった。しかし、そんな中にあって松坂桃李さんは、アンニュイな表情を中心に、笑顔と、童心に帰ったような表情と、時に大人っぽい顔を見せてくれている。

 ヌードは、およそ10ページ。ベッドの上で横になったり座ったりうつ伏せになったりといった写真。見開きの最も大きい写真は、ベッドにややうつ伏せになり肘をついて顔をカメラに向けてアンニュイな表情をしている写真なのだけど、肝心要の部分が丁度真ん中のページの境目になっているのではっきりとは見えないところが小技が効いているというかイケズというか(笑)。でもこの写真よりも同じポーズで正面から撮っているものの方がセクシー。そして、床に仰向けに寝て腰にシーツを被せて両足をベッドに乗せている写真も、私的には好み。

 全体を見て感じたことは、やはり彼は「赤」が似合うということだった。シンケンレッド役で「赤」に見慣れていたということもあると思うが、ナイトクラブのような場所で撮影した赤い照明をバックにした写真は、華やかさが見事に彼を浮き彫りにしていて綺麗だったし、中国特有の夜具の中で赤い照明を浴びて座っている彼は、服を着ているにも関わらずとてもセクシーでドキドキした。外の明るい光を浴びた明るい笑顔も文句なく素敵だが、やはり松坂桃李さんはスポットライトが似合う人なのだということがよく分かった写真集だった。

 追記。
 私は、特別付録付きで購入。舞台『銀河英雄伝説』のステージと稽古風景と楽屋風景のスナップ写真を収めた、B5とA4の間のサイズの全8ページのミニ写真集。ステージの上でラインハルトになりきった顔と、稽古中の顔とのギャップが魅力。

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