「仮面ライダー王蛇」
投稿日 | : 2003/01/22 20:41 |
投稿者 | : Excalibur |
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凶悪犯・浅倉威が変身。ライダー・バトルを活性化させるための、ジョーカー的存在として選ばれた。『龍騎』内では仮面ライダーシザースの前例があるとはいえ、偽ライダーを除いてここまで徹底した”悪の”仮面ライダーは初めて。悪者が<仮面ライダー>を名乗ることに抵抗を覚える人も多いだろうが。レギュラーで悪のライダーといえば、『仮面ライダーBLACK』のシャドームーンが思い浮かぶが、あれは厳密にはライダーと同等の姿・能力を持った”怪人”であり、<ライダー>は名乗っていない。
とにかく悪人であり強烈なキャラクターだが、その反面でここまで自分の欲望・衝動に忠実に生きているという面では共感出来る部分もある。というよりも、こう生きられたら楽しいだろうな、と憧れさえ抱いてしまうくらいだ。
演じる萩野崇は、同じく東映製作の『超光戦士シャンゼリオン』でヒーロー物は経験済み。あちらではお調子者の軽いキャラだったので、浅倉とはまるで接点がなく、役者としての引出しの多さを感じさせられた。また王蛇のスーツ・アクター岡元次郎はかつてシャンゼリオンも演じており、その二人のコンビネーションの良さか、その変身前・変身後の一体感は他のライダーを凌駕している(岡元はBLACK以降、RX、真、ZO、Jら歴代ライダーを演じ、最近では劇場版『アギト』のG4や、『龍騎』ではオーディンやリュウガも演じているJAEのベテランである)。またその変身ポーズは――というよりも、荻野崇の演技・仕種は――13ライダーズの中で一番格好良いと思っている。