「アントマン」
投稿日 | : 2023/11/13(Mon) 16:33 |
投稿者 | : 久保田r |
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<スタッフ>
監督:ペイトン・リード
製作:ケヴィン・ファイギ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ヴィクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、エドガー・ライト、スタン・リー
原案:エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ
脚本:エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ、アダム・マッケイ、ポール・ラッド
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:クリストフ・ベック
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
<出演>
ポール・ラッド/マイケル・ダグラス/エヴェンジェリン・リリー/コリー・ストール/ボビー・カナヴェイル/マイケル・ペーニャ/ジュディ・グリア/アビー・ライダー・フォートソン/アンソニー・マッキー、他
2015年
Re: 「アントマン」
投稿日 | : 2023/11/13(Mon) 16:38 |
投稿者 | : 久保田r |
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アントマンは、特殊なスーツを着用することで自在にアリほどの小ささに変身して戦うことのできる”最小サイズ”のヒーロー。また特殊な装置を耳に装着することでアリを自在に操ることが出来、アリたちを味方にして陰謀企む巨大テクノロジー社に戦いを挑む。
窃盗の罪で収監されていた刑務所から出所したスコット・ラングはアイスクリーム店で働いていたが、店主に過去がバレてしまいクビになる。最愛の娘の誕生日に会いに行くも、別れた妻から会いたかったら養育費を払えるようになってからと言われてしまい、焦ったスコットは友人の誘いに乗ってとある邸に盗みに忍び込む。あらゆるセキュリティを破って侵入した金庫室には金などのお宝はなかったが、奇妙なライダースーツが置かれてあり、スコットはせめてもの収穫にと持ち出す。寝起きしている部屋に戻って浴室でそのスーツを着てみると、何と体が信じられないサイズへと変化した!
…というのが、主人公のスコット・ラングがアントマンになる始まり。物語の始まりは、マイケル・ダグラスが演じる天才科学者ハンク・ピムの開発した特殊スーツが、弟子のダレン・クロスによって望まぬ方向へと転用されることとなり、ハンクと娘のホープがそれを阻止しようと動き出すというもの。そのハンクのお眼鏡に叶ったのがスコットで、人生崖っぷちだった彼はハンクとホープの親子喧嘩に巻き込まれながらもアントマンになるための特訓を受け、やがてアリたちを自在に操れるようになり、仲間の協力のもと遂に敵の懐に潜り込んで壊滅作戦を開始する。
ハンクのセリフはいつも天才科学者らしい至ってマジメな口調なのだけど、でも人間がボタン一つで体が瞬時に小さくなったり大きくなったりするなんてどう考えても架空のお話なんだよなぁ…まるでドラえもんの出す道具じゃないかと思った時、そういやアベンジャーズシリーズはアメコミが元だったよねと思い出し、そうかこれはこれでアリなのかと納得したしだい。(ダジャレですみません)
とはいえ、そんなトンデモ発想の特殊スーツで戦うだけでは作品の魅力には物足りないわけで、あり得ない世界感を親しみやくするためには登場人物の性格や人柄が鍵。天才科学者をマイケル・ダグラスが演じている時点でちょい悪なハラハラ感が味わえるし、主人公の高い身体能力と地頭の良さは認めるものの窃盗癖がある時点でまっとうな人生ではないし、だけど娘を溺愛しているという憎めない性格だし、主人公のスコットを手助けする仲間たちはそこそこ能力はあるけどどこか抜けてて根は善人という愛すべきキャラクターが揃っていて、時に小難しい科学用語が飛び交うが始めから終わりまで楽しく見ることができる作品となっている。
さて、実は、スコットが溺愛する娘のキャシーがなかなかに重要な存在。ハンクの娘のホープと対照となっているのだが、このお嬢さんがどんな状況もパニックになることなく柔軟に受け入れる愛くるしい少女。このまま育ったらどんな娘になるのか楽しみな存在。このキャシーの部屋でのアクションシーンは見所の一つ。ニヤニヤが止まらない。