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「ミート・ザ・ペアレンツ」
投稿日 : 2001/03/24 00:08
投稿者 ヒラク
参照先
もしも、結婚の許しをもらいに初めて恋人の家に行って、出てきたお父さんが
ロバート・デ・ニーロだったら。そしてもしも、そのお父さんがかつて「人間嘘発見器」と
呼ばれたCIAの心理尋問のプロだったら。

この抱腹絶倒の「悲劇」に巻き込まれるのは「メリーに首ったけ」のベン・スティーラー。
この人、ジム・キャリー主演の「ケーブル・ガイ」で監督もした才人ですが、役者さんと
しても素晴らしいです。デ・ニーロ相手にほんとに魅力的な人物を作り上げています。

デ・ニーロのコメディーは、「アナライズ・ミー」がもうひとつ地味な印象があったんで
あまり期待していなかったんですが、日本でいえばまさに三谷幸喜を連想させる
シチュエーション・コメディーで、文字通りはじめからおわりまで笑いっぱなしです。
デ・ニーロは自分がボケるより、つっこみにまわったときのほうが数段チャーミングに
思えます。時折見せるアカデミー賞級の表情が最高のつっこみになっています。

監督は「オースティン・パワーズ」のジェイ・ローチ。ぼくはハリウッドのコメディーは
どうも笑えないので、そういう意味でもどうかなと思っていたんですが、本作では笑わせ方が
とても日本人向けというか、「間」で笑わせるシーンも多く、会場は騒がしいほどうけまくって
いました。有り余るほどの伏線がことごとく爆笑へとつながっていきます。

みどころは他にもたくさんあるし(デ・ニーロが溺愛する愛猫ジンクスのエピソードとか)
とにかく2時間たっぷり笑って過ごせますのでおすすめです。初めてのデートに誘うなら
最適の一本なのでは。


3月31日公開。
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Re: 「ミート・ザ・ペアレンツ」
投稿日 : 2008/09/05 15:28
投稿者 久保田r
参照先
 彼女の父親と、その父親から可愛い娘を奪わんとする彼氏のバトル・コメディー。父親役には、製作にも携わっているロバート・デ・ニーロが演じ、バトルの相手役には、ベン・スティラーが演じている。

 ロバート・デ・ニーロが演じている父親のジャックは、一見温和な家庭人に見えるけれども実は元CIAの心理尋問の専門家で、妻や娘の見えないところでは「サークル(一族の輪)に入りたければ、嘘はつくな」とグレッグに凄みを効かせ、まるで「ゴッド・ファーザー」そのもの。その凄みに対し、グレッグは竦み上がるわけではなく、疾しいところがないので正直に「パムを愛している」と答えるが、やることなすことのほとんどが裏目に出て印象は悪くなる一方。こういったノリは、この手のコメディの王道パターンではあるけれども、どんどんエスカレートしてピークに達する後半部には、ちょっと引いてしまうくらい、二人のきくしゃくとした関係は悪化してしまう。だが、最後には、雨降って地固まるで、空港の取調室でグレッグとジャックは尋問形式に話し合いをし、100%の和解とまではいかないけれどもグレッグはジャックの許しを得た形になり、晴れてパムへプロポーズをすることができた。

 迫力と渋みのある演技が似合うロバート・デ・ニーロが、イメージとは程遠いホームドラマの父親役を演じていることで、それだけで一クセも二クセもあるユニークな内容になっている。…が、設定がちょっと行き過ぎかな…感じるところがある。元CIAの心理尋問の専門家だからといって秘密の書斎みたいなのがあってそこに嘘発見機があったり、家に隠しカメラがあったり、娘の元婚約者と仲良くしたりと、普通だったら怒り出してもいいくらいだがグレッグはパムを愛しているので何とか仲良くなろうとする。グレッグが不憫でならないが、グレッグも自業自得なところがあり、どっちもどっち。娘を溺愛している父親のいる家庭と結婚するのは大変だなぁ〜とつくづくと思う映画だった。

 楽しい作品ではあるけれども、職業のことや動物のことや言葉遣いなどやり過ぎに感じる部分が少々あるので、承知の上もしくはそういったノリを受け止められる方には面白い作品かと。
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デ・ニーロ VS ベン・スティラー
投稿日 : 2003/09/29 21:43
投稿者 Excalibur
参照先
看護士のグレッグは恋人のパムへプロポーズしようとするが、なかなかうまく行かない。そんな折りパムの妹が結婚することになり、パムの実家へ同行することになる。今度こそプロポーズするチャンスと思ったグレッグだったが、そこで彼を待ちうけていたのは元CIAで「人間嘘発見器」」と異名をとったパムの父・ジャックだった・・・。
なんとか家族に気に入られようと悪戦苦闘するが、それがことごとく裏目裏目に出てしまうグレッグと、娘を溺愛するあまりに、そのボーイフレンドいびりが趣味になってしまったガンコ親父ジャックとの対決を描いたコメディ。

結婚の許可をもらおうと思ったら、なんと彼女の父親はデ・ニーロだった・・・!――というシチュエーションの面白さのみに頼った作品。
登場人物がやたらとエキセントリックな連中が多く、グレッグいびりも度を越していて笑うに笑えない。パムの元カレが出てくるのもいいけど、これがジャックの犠牲者の一人というなら話はわかるが、元婚約者というのは行き過ぎではなかろうか(婚約破棄はパムの意志だし)。
もうちょっとカラっとした明るさのある作品を期待していたのだけれども・・・。

             (2003/9/28 VIDEO)
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作品データ
投稿日 : 2003/09/29 21:42
投稿者 Excalibur
参照先
製作:ロバート・デ・ニーロ/ジェイ・ローチ/ジェーン・ローゼンタール/ナンシー・テネンボーム
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
原案:グレッグ・グリエンナ/メアリー・ルース・クラーク
脚本:ジェームズ・ハーツフェルド/ジョン・ハンバーグ
音楽:ランディ・ニューマン
監督:ジェイ・ローチ
 
ロバート・デ・ニーロ/ベン・スティラー/テリー・ポロ/ブライス・ダナー
ニコール・デハッフ/ジョン・エイブラハムズ/トーマス・マッカーシー
フィリス・ジョージ/ジェームズ・レブホーン/オーウェン・ウィルソン

2000年
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