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「仮面ライダーアギト/PROJECT G4」
投稿日 : 2001/09/22 23:23
投稿者 Excalibur
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TVドラマの映画化というと、気合が入りすぎて雰囲気が一変しちゃう作品もあるけれど(例・『スケバン刑事』)、この作品もちょっとそんな部分があったりもする。映画を見に行くのはTVの延長線上を期待している人のほうが多いんじゃないかと思うので、過度なお色直しは必要ないんだけどね。
逆に尊重して欲しいのは、TVを知らないで初めて映画で接するという新しい観客なんだけど、そういったフォローは皆無・・・。もっともTVシリーズだって毎週見ていても謎だらけだから、今更ってところもあるのかもしれないけど・・・?

イベントとしての『アギト』映画化を考えた場合、例えばTVでは見られないシチュエーションとして、最強のアンノウン怪人に立ち向かうべくアギト・ギルス・G3−Xが共闘する、という番外編も考えられるわけだが(これはこれで見たい!)、今回の映画ではTVとリンクさせる道を選んだようだ。
ちなみに映画オンリーの新たな仮面ライダーG4を誕生させた「G4計画」は、既にTVオープニングのタイトルバックにチラっと映し出されていて、一応の伏線になっていた。
とはいうものの、これがTVの時間軸とどうリンクするのかはちょっと微妙。G3−Xが登場しこれを氷川が装着していることから26話以降が発端。この後物語はいきなり2ヶ月後へ飛んでしまうが、ギルスが復活しアギトがバーニングフォームやシャイニングフォームへ更に変身しているので35〜6話以降ということになるのかな。シリーズ完結後になれば、ある程度はっきりするんだろうけど。

で、肝心の映画だけど、ストーリー構成からいえば出来はかなり悪い。なんせアギトとG3−X、ギルスの三者が殆ど絡まない。それぞれが別々に勝手なことをやってる印象が強いので、まとまり感がないのだ。
それにストーリー上の主軸はハッキリ言ってG3−Xこと氷川誠である。ギルス抜きでもストーリーは成立するし、アギトも協力者というスタンスでしかない。これで徹頭徹尾氷川を主人公に描いていれば、少なくてもまとまりのある映画にはなっただろうけど、やはり主役はアギトなんだし、御三家それぞれに見せ場は用意しなきゃならないし、で、こうなったんだろうなーという察しはつく。
じゃ映画はつまんないのか、というと、そうじゃないからややっこしい(?)。これがかなり「熱い」映画なのだ。見ていて拳を握り締めたくなるくらい、力が入ってくる。テーマも重たいし見終わって爽快感なんかまるでないのだが、それでもこれは『アギト』ファンには是非とも劇場で体感して欲しい一本である。
ただ、子供ですら完全に置いてけぼりのこの映画、一見さんにはちょっとお勧め出来ません・・・。
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ディレクターズカット版
投稿日 : 2010/11/28 17:33
投稿者 久保田r
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 2001年公開の「仮面ライダーアギト」の劇場版作品。武装した隊員たちが厳重に警備をしている建物内にアンノウンが出現。建物内には、超能力を持った子どもたちが複数人おり、次々と殺されてゆく。紗綾香とレイは、アンノウンの目をかすめて命からがら逃げ出す。事件後、G3ユニットに自衛隊から深海理沙一等陸尉が研修生として赴任するも、G4システムの設計を盗み出すやいなや姿を消す。それから2ケ月後、紗綾香と真魚の前にアンノウンが出現し、戦っているアギトとG3-Xの前にG4が現れる。

 アギトの映画ではあるけれど、この作品に於いての主人公は、サブタイトルの示す通り、G3-XとG4であると感じた内容だった。死を背負い死にギリギリまで近づくことで強い精神力と戦う力を得るG4の装着員の水城史朗と、生きるために懸命に戦うG3-Xの装着員の氷川誠の二人の対照的な存在が、戦いに於いて生きることと死ぬことは紙一重であるということを描いている内容であると感じ取った。

 G3-XユニットのリーダーとG4システムのリーダーが、どちらも女性であるという点についても興味深く、トップが頭脳明晰な女性であるという共通点がありながら、二人の女性の人間性に於いては格段の差があり、人間味のあるG3-Xユニットのリーダーと、冷酷なG4システムのリーダーの確執も見所となっている他、トップが女性であったために装着員である二人の男性の戦いが際立った表現となっていたことは、キャスト設定の妙であると感じた。G4システムのリーダーが男性であった場合には、また違った意味合いを持つことになったと思うし、おそらくその設定では社会的メッセージをも含むことになったとも思うので、女性リーダーによるバーサスという形が、当作品に於いて伝えやすい設定であったと思う。

 上記の通りG3-X vs G4、小沢澄子 vs 深海理沙が、当作品の見所となっている他、アギト vs アンノウン、ギルス vs アンノウンも忘れてならない大事なバーサス。アギトとギルスは、それぞれにアンノウンと戦い、己の使命に従って戦っている。ギルスは、クィーンアントロードとの戦いで右腕の肘から下を切断されてしまうが、覚醒により腕が再生し、より強い力を身につける。アギトも覚醒を経て強い力を得、シャイニングライダーキックでクィーンアントロードを倒す。

 「アギト」には、3人のライダーがおり、そのタイプに共通性はなし。アギトが現代的なスマートなフォームであるのに対し、ギルスは野性的なというか仮面ライダー本来の”虫”由来のフォームを有しており、G3-Xに至っては変身ではなく装着。共に手を取り合って戦うというわけではなく、3人3様に意義と使命を持って戦うという設定が魅力となっている。一つの作品でありながら3人のライダーのそれぞれの戦いを表現している内容。当劇場作品に於いてもその戦い振りを味わうことができる。特に後半のG4を含めた4人のライダーのバトルシーンは鮮やか。
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重いよ〜〜(>_<)
投稿日 : 2001/10/07 19:00
投稿者 とりこ
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観終わってすぐの感想<「コレ、子供解るの??」(笑)
先日、放送されたテレビSPつながりになってます。
う〜〜ん、話的に何を言いたいか、難しい(>_<)
G4が出る。アギトバーニングフォーム、シャイニングフォームになる。ギルスが進化する(名前忘れた)がメイン??
アンノウンは良かったです〜形態も殺し方も探し方も(*^_^*)
陸自(?)の危ない雰囲気はちょっと前の特撮物らしくて、いいかな?
アギトの活躍がもっとあってもよかったかな?「仮面ライダーアギト」なんだから(笑)
お父さん向けに警視総監役に藤岡弘が出演!ちょっと感動(ジーンっ)
子供向けというより大人向け??作ってる側が楽しんでいる感じ?詰め込みすぎというか(苦笑)。
ラストの映像はテレビに繋がっていくのでしょうか??
相変わらずの謎だらけです〜〜しかも重い(^_^;)
でも、テレビ見ている人は観たほうがいいかも。
ミーハーな一言(笑)
小沢真珠さんは綺麗でした。翔一君はちょっと太り過ぎ!氷川刑事は髪長過ぎ!だが、がんばった(はあと)涼はさすが元ジャニーズJr(笑)ギルスの最強形態はステキ!真魚ちゃんかわいいっ!尾室君がんばれ〜(*^_^*)
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作品データ
投稿日 : 2001/09/22 23:23
投稿者 Excalibur
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原作:石ノ森章太郎
製作:福湯通夫/泊 懋/早河洋
企画:上松道夫/木村純一/石井徹/東 聰/河内進/福中脩
プロデューサー/白倉伸一郎/武部直美/塚田英明/松田佐栄子
スーパーバイザー/小野寺章
音楽:佐橋俊彦
脚本:井上敏樹
監督:田ア竜太

賀集利樹/要 潤/友井雄亮/秋山莉奈
唐戸亮/小沢真珠/木村茜/大高力也
藤田瞳子/山崎潤/藤岡弘/升 毅

2001年
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