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「パール・ハーバー」
投稿日 : 2001/11/13 21:52
投稿者 Excalibur
参照先
★3時間3分は長かった?
☆いや、それほど長さは感じなかったね。それより賛否両論あるけど、どうよ? アメリカじゃあ若い連中にまるでこだわりがないってんで問題になってたけど。
★日本だって同じでしょ。今日日、日本がアメリカと戦争したことさえ知らない人が多いんだから。といっても娯楽大作として売るのには抵抗感あるけどな。
☆戦時下のラブ・ストーリーというだけなら、その背景はなんだっていいんだよね。どの戦争のどの局面を舞台にしようとも。それが何で<真珠湾攻撃>を題材にしてるのか、ということなんだけど。
★確かに真珠湾じゃなくても成立する話だもんな。やっぱりその被害の規模がでかいってことかな。
☆その割りには「未曾有の大打撃から立ち直った強いアメリカ!」というカタルシスもない。勿論、世界マーケットの娯楽映画で、正面切って日本を大悪党には仕立てられないんだろうけどね。
★悲劇は悲劇なんだけど、さりとて反戦を訴えてる訳でもない。結局は「戦争」を、悲劇に対する味付け、彩りにしか使ってないよね。
☆どうして今<パール・ハーバー>なのかねぇ。開戦から60年というのは、節目としてはちょいと半端だと思うし。
★第2次大戦モノがちょっとした流行だからってこともあるのかな。遅れてはならじ、と。
☆大作を連発するプロデューサーの意地だったりして。もっとも絵作りは派手なんだけど、映画そのものはあまり大作という感じはしなかった。出演者も割りと小粒だし。
★主演のベン・アフレックは『アルマゲドン』あたりじゃ「弟分」キャラだったけど、今回は「兄貴」格。随分と立派になったね。
☆ただレイフ・マコーレーってキャラはステレオ・タイプなので、どっちかというと「弟分」のジョシュ・ハーネットのほうが儲け役。むしろこのダニー・ウォーカーを中心に物語っていくほうが、より悲劇性は高まったかも。
★それよりも二人の間で揺れ動くヒロインを演じたケイト・ベッキンセールは、どうにも印象が薄かったなぁ。
☆大作を彩る華としては役不足かなあ。二人揃って惚れるほどの「いい女」だとは、とても思えない。イヴリンの取り巻きの女の子のほうが可愛かったりするし。
★それをいうなら、ベン・アフレックよりもアレック・ボールドウインの方がカッコ良かったな。あ、キューバ・グッティングJrも良い味出してたな。
☆ルーズベルト大統領のジョン・ボイドも迫力あったしね。ところで、出演者の中で日本人なのはマコ(岩松信)だけなのかな。
★そうみたい。もっともこの人は、既に台詞回しも顔つきも異質だねー。源田中佐役のケイリー・ヒロユキ・タガワもよく日本人役を演るけど、アメリカ人からは日本人に見えるんだろうね。我々からみると「違う!」んだけど。
☆声は大塚明夫が吹替えてるみたいだけど、はたして原語版ではどんな珍妙な日本語を喋っているのやら、おそろしい・・・。
★そもそも日本公開版は日本人に配慮した(ホントか?)再編集版だそうだから、オリジナルは輪をかけて国辱モノだったのかもね。
☆そのせいなのかなぁ、日本軍って強いなーという印象があるよ。
★おいおい。でも真珠湾攻撃シーンの30分間は本当に見応えあったな。金かけただけのことはある。
☆どうせ金かけるなら、日本人役にはれっきとした日本人俳優を起用して欲しいぞ。
★うん。ハリウッドの大作、しかもディズニー・ブランドなら喜んで出る人、多いだろうにね。
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作品データ
投稿日 : 2001/11/13 21:52
投稿者 Excalibur
参照先
製作:ジェリー・ブラッカイマー/マイケル・ベイ
製作総指揮:マイク・ステンソン/バリー・ウォルドマン/ランダル・ウォレス
         /チャド・オーメン/ブルース・ヘンドリックス
脚本:ランダル・ウォレス
音楽:ハンス・ジマー
監督:マイケル・ベイ

ベン・アフレック/ジョシュ・ハーネット/ケイト・ベッキンセール
アレック・ボールドウィン/キューバ・グッディングJr/ジョン・ボイド
ダン・エイクロイド/トム・サイズモア/イーウィン・ブレムナー
ジェームズ・キング/コーム・フィオレ/マコ/ケイリー・ヒロユキ・タガワ

2001年
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