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「ムーラン・ルージュ」
投稿日 : 2001/11/20 00:16
投稿者 ヒラク
参照先
「人がこの世で知る最高の幸せ それは誰かを愛し、その人から愛されること…」

舞台は1899年のパリ。貧しいが才能ある若い作家と美しき高級娼婦とが運命的な
恋に落ち、悲劇的な結末に向かうミュージカル。

・・・ふぅーっ、こんな紹介をされたら僕はきっとこの映画を観ることは
ないでしょう。19世紀、パリ、悲恋、ましてミュージカル。最も苦手とする
パターンです。ところが、こんな先入観をもって観始めるとすっかり裏切られて
しまいます。
 とても情熱的でありながらもコミカルで退廃的、ストーリー自体はあまりにも
古典的なラブストーリーにもかかわらず徹底的にシニカル、というか本来の
ミュージカルファンが観たら怒り出しそうです。なんと言っても劇中で歌われている
楽曲は19世紀にもかかわらず エルトン・ジョン、マドンナ、デビット・ボウイ、
スティング、クィーン 、ビートルズ などなど、おなじみの曲でいっぱいです。
そしてこれらの曲を主演の ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーが
吹き替え無しで歌っているところも見どころです。どこかふざけているのに、
パワフルでいかがわしくて官能的。ほんとすっかり裏をかかれました、面白かった。

でも、やっぱり人に説明するとなると・・・

「1899年パリ、貧乏作家と娼婦の悲恋のミュージカル」

としか言いようがない作品なのです。
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