元インターポールの秘密工作員が麻薬組織と対決する、というストーリーだが、チビでブサイクの筋肉オヤジが銃を片手にドタドタ走り回るだけの、全く緊張感のないアクション映画。
舞台を島に限定し、麻薬から島民を守るとゆーのはどーってことないが、「島民が味方だ！」と大見得を切った割にはあんまり助けてもらってるようには見えないし、祭に行って踊ったり、女を口説いたりするシーンがさっぱり決まらず、単にマヌケなだけ。とりあえず売人の親玉はやっつけたものの、島へのルートを撲滅したわけじゃあないので、メデタシメデタシってのはねぇ？　続編作る気でもあったんかいな？
ガードの固かったヒロインがエンド・クレジットでは、トップレスで主人公とイチャついてる画というのは、最後まで客に席を立たせない効果があるのかもしれないが、それならそれでテロップの文字が邪魔！　結局はフランコ・コロンブの自作自演による自己満足映画ということに尽きる。
因みに『ゴリラ２』ってのは日本のビデオメーカーが勝手につけた邦題だが（元々『ゴリラ』ってのも、シルベスター・スタローンの『コブラ』に対抗して日本で勝手につけたタイトルだ）、これはコロンブがアーノルド・シュワルツェネッガーのトレーニング・パートナーを務めてる縁で、当人が冒頭の３〜４分間に特別出演しているのにあやかったもの。キャッチコピーの＜「ゴリラ」が「ゴリラ」を連れて来た！＞にあるように、２人がアクションするわけではない。にしてもボディ・ビルってのも良し悪しだ。コロンブ見てると筋肉つき過ぎで動きにくそう。

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製作：フランコ・コロンブ／ドナ・ジェフリーズ
脚本：フランコ・コロンブ
監督：マイケル・プリース　

フランコ・コロンブ　
ケン・カーチヴァル
ジョー・チャンパ
ヴァン・クワトロ

1992年

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