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「オーシャンズ11」
投稿日 : 2002/03/24 03:24
投稿者 しお
参照先
ビッグな俳優陣の共演で話題のクライム・コメディ(?)。

約2時間の作品ながらとてもスピーディで1時間半くらいの印象でした。
↓のインタヴューで監督自身が
「映画館を出るころには、みんな映画のことなんてさっと忘れて」
と言っているのですが正に僕はそんな感じです。(^^)

細かいツッコミどころはけっこう多く、期待感の割りに地味です。
なので個人的な好みがより大きいかもしれません。僕は好きでした。
途中で2ヵ所程笑いが止まらないところがありまして苦しかったです。
周りは静かだったので声を出さないように体を揺らして堪えました(汗)。

ちなみに、楽しめた僕から見ても、近作の
『トラフィック』『エリン・ブロコビッチ』『アウト・オブ・サイト』
と比べると小粒なので期待し過ぎないでというのは言えるかもしれません。


オフィシャルサイト
http://www.oceans11.jp/

スティーブン・ソダーバーグ監督インタビュー
http://www.eiga.com/special/oceans11/
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豪華さの相棒
投稿日 : 2003/04/09 23:54
投稿者 久保田r
参照先
 ラスベガスという舞台がビッグなら、目的達成の為に使うお金もビッグで、盗みに入る仕掛けもビッグで、出演する俳優陣までもがビッグ。まさに映画ならではの華やかさがぎゅぎゅっと詰め合わさった映画。設定全体の華やかさに目が慣れるので、見終わってみると、ラスベガスという舞台と豪華俳優陣の割に普通の映画だったかな、という印象を受ける。華やかな舞台(カジノ)も彼ら(オーシャンズ11)にしてみれば、普通の獲物というところだろうか。
 「オーシャンズ11」とは、チームリーダー、ダニー・オーシャンの下に集まった腕利きの職人達という意味。オーシャンの右腕となるのが、ブラッド・ピット演じるラスティーで、終始スクリーンに登場するジョージ・クルーニーとブラッド・ピットのツーショットは、イイ男の相乗効果で、何かでかいヤマを知的且つスマートにやり遂げてくれそうだという期待感を膨らませてくれる。
 とにかく男達の表情が良く、冒頭シーンのジョージ・クルーニーの「釈放されたらどんな仕事をしますか?」と、問われた時の微妙な微笑み加減と、メンバーが後一人欲しいという時のジョージ・クルーニーとの会話の時のカウンターに突っ伏したブラッド・ピットの仕草がとてつもなくかわいい。
 男達の攻防が繰り広げられるストーリーの中で、紅一点を演じているのが、オーシャンの元妻役であるテス役のジュリア・ロバーツ。美術館の館長という知的美人の役なのだが、今回ばかりはラスベガスの豪華絢爛さと主役級のイイ男揃い踏みに挟まれて、少しばかり埋もれ気味だろうか。
 画面もオシャレでかっこ良く、最初から最後まで変化の富んだ音と映像で楽しませてくれる。脚本も、洒落が利いていて、そこかしこに笑いが鏤められていて、80年代にカジノを襲った犯人について語られるモノローグのシーンでは、『愛は吐息のように』がちらっと流れたりして、スタッフの遊び心が窺える。オーシャンズ11のチームメンバーが、一人として完璧な人間がいないというところがまた愛嬌ある設定で、ドジ、トラブル、ハプニングをすれすれのところで躱す遊び心が作品を楽しくしている。
 大きな作戦をやり遂げた後の男達の満足気な中にも少し寂し気な表情。何も語らず黙ってラスベガスを後にする彼らの背に、祭の後の余韻を感じさせる。ただほんの少し残念だと思うのは、脚本の力で、お洒落度とストーリー展開は申し分ないのだが、狙われるカジノのオーナー(アンディ・ガルシア)のアクが今一つ前面に出ていなかったのと、チームのメンバー一人一人の活躍度が人数が多いが故に少なかったこと。この辺りがもう少し押し出されていたら、次回作への期待度に繋がったかも知れないのにな、と思う。豪華な俳優陣だけにこの一作で終わるのは勿体ないような気がする。
 間抜けだけど憎めないメンバーが織り成す世紀の大泥棒劇。最初から最後までテンポ良く飽きさせずに見せてくれます。あっという間の117分。肩の力を抜いて楽しみたい方に。
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データ
投稿日 : 2003/04/09 23:53
投稿者 久保田r
参照先
2001年公開

脚本:テッド・グリフィン
製作:ジェリー・ワイントロープ
監督:スティーブン・ソダーバーグ

<キャスト>
ダニー・オーシャン:ジョージ・クルーニー
ライナス・コールドウェル:マット・ディモン
テリー・ベネディクト:アンディ・ガルシア
ラスティー・ライアン:ブラッド・ピット
テス・オーシャン:ジュリア・ロバーツ
バージル・モロイ:ケイシー・アフレック
ターク・モロイ:スコット・カーン
ルーベン・ティシュコフ:エリオット・グールド
フランク・キャットン:バーニー・マック
ソール・ブルーム:カール・ライナー
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