製作：吉川進
原作：八手三郎
脚本：高久進
音楽：渡辺宙明
監督：竹本弘一
　
香山浩介／仲谷昇／安藤三男
賀川雪絵／矢葦義明／三浦リカ

1978年

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東映とマーベル・コミックが提携して実現した『スパイダーマン』ＴＶシリーズ（第２弾は『バトルフィーバーＪ』）。その劇場拡大版が＜東映まんがまつり＞の枠で公開された。
原作からはキャラクター・デザインのみ借りて全く別種の変身ヒーロー物となった日本版『スパイダーマン』だが、この映画版も番外編というかその１エピソードとして作られている。
映画を意識したと思われる画面作り（レイアウト）などもあるが、可もなく不可もなくで特筆すべき点なし。元々ＴＶの『スパイダーマン』を殆ど見ていないので、想い入れも何もないということもあるのだが。
主演の藤堂新二（香山浩介）の出番が殆どない（変身後のスパイダーマンが中心）というのは、おそらくＴＶと同時進行で別班かなんか組んで撮っているからだろう。スケジュールのやりくりの関係からか、＜東映まんがまつり＞版では珍しくない現象である。ＴＶよりもアクション・シーンをパワーアップ！などという好意的捉え方もあるが、結果であって当初から意図したものではないはずだ。

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