知的障害者の心優しい青年チャーリー・ゴードンは、彼の通う夜学の女性教師の勧めにより脳の外科手術を受けることになる。これにより彼の知能は徐々に高くなり、ついには天才へと変貌していくが、やがて彼は自らの運命を悟ることになる・・・。
ダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』の映画化作品ではあるが、アルジャーノン（チャーリーの前に手術を受け、知能が向上したネズミの名前）の比重が原作とは違うため、「アルジャーノンに花束を」にはならない。原作におけるラストの一文に涙した人にとっては別物だと思ったほうがいいだろう。
チャーリー役のクリフ・ロバートソンは、この役でアカデミー主演男優賞を受賞しているが、当時の日本ではラブ・ストーリーとしてひっそりと公開されただけ。再評価されるまではかなりの時間を要した。

　　　　　　　　　　　（1994/6/25　ＶＩＤＥＯ）

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現在では原作小説の邦題にならい、『アルジャーノンに花束を』の題名でビデオ・リリースされている。お探しのときにはお間違いなきように。
なお、最近ＴＶドラマとしてリメイクされている。



製作：ラルフ・ネルソン／スターリング・シリファント
原作：ダニエル・キイス
脚本：スターリング・シリファント
音楽：ラヴィ・シャンカール
監督：ラルフ・ネルソン

クリフ・ロバートソン／クレア・ブルーム
リリア・スカラ／レオン・ジャニー／ルース・ホワイト

1968年

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