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「ダンジョン&ドラゴン」
投稿日 : 2002/05/14 06:25
投稿者 Excalibur
参照先
監督・製作:コートニー・ソロモン
製作総指揮:ジョエル・シルバー/ネルソン・レオング/アラン・ジーマン
製作:トマス・M・ハンメル/キア・ジャム
脚本:トッパー・リリエン/キャロル・カートライト

ジャスティン・ワリン/ゾー・マクラーレン/ジェレミー・アイアンズ
ブルース・ペイン/マーロン・ウェイアンズ/リー・アレンバーグ
クリステン・ウィルソン/ソーラ・バーチ/リチャード・オブライエン

2000年
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ファンタジーの元祖!
投稿日 : 2002/05/14 06:26
投稿者 Excalibur
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元になっているのは、1974年に史上初のロール・プレイング・ゲームとして誕生した『ダンジョンズ&ドラゴンズ』。『ドラゴンクエスト』や『ファイナル・ファンタジー』や『ロードス島戦記』なんかの直系のご先祖様で、影響を与えた作品は数知れずという凄いゲーム。
ちっちゃな頃からこのゲームにのめり込んでいたという監督のコートニー・ソロモンは、10年前に権利を取得して以来虎視眈々と映画化を狙っていたという筋金入りのマニア。日本のアニメのファンでもあって、お気に入りは『AKIRA』と『スター・ブレイザー』(!)だそうだ。あ、『スター・ブレイザー』ってのは、『宇宙戦艦ヤマト』のことね。で、このプロジェクトに出資しソロモンを監督としてデビューさせたのは、『48時間』『コマンドー』『プレデター』『リーサル・ウェポン』『ダイ・ハード』『マトリックス』といったアクション大作を連発しつづけているジョエル・シルバー。ジェレミー・アイアンズやソーラ・バーチといったキャストも揃えての堂々たる映画化と相成った。
中世を思わせるイズメール王国。そこは魔法を操る貴族が、平民を奴隷のように支配している世界だった。階級差別に心を痛める若き女王サヴィーナは皆が平等に暮せる国を目指すが、野心家の宰相プロフィオンは評議会を利用し女王を糾弾。王位の証である、ゴールデンドラゴンを操る杖を手放すように要求する。窮地に立たされた女王は、究極の存在レッド・ドラゴンを操る<サブリールの杖>の存在を知りその手掛りを魔法学校に求めるが、そこには既にプロフィオンの魔手が伸びていた。偶然魔法学校へ忍びこんでいたこそ泥のリドリーとスネイルズは、見習魔法使いのマリーナ共々この争いに巻き込まれてゆく――というのがこの映画の発端。まぁファンタジー物にありがちなシンプルなストーリーだなぁと思っていると、そのうち色々なことが怒涛の展開を見せてゆくので途中でお話が見えなくなってしまう。矛盾が多いというか、かなり穴ぼこだらけのプロットってことだろう。せっかくエルフもドワーフも出てくるのにそのキャラを活かした見せ場も皆無で、この監督ホントにファンなのかいなと疑ってしまう。
クライマックスは200匹を越すドラゴン同士の大空中戦で、これが最大の見せ場になっているけど、CGも使いすぎると安っぽい。というか、ジョエル・シルバーのプロデュース作品にしては全体にチープ。監督が素人なら、メイン・キャストもTV畑で活躍する新人や無名が中心(もうちょい魅力的な人材は用意出来なかったものかしらん)。案外低予算だったのかも知れん。今時CGってかなり安価で使えるみたいだし。
監督によればこれは「三部作の一作目」だそうだが、果して本国での興行成績はどうだったんでしょ。日本じゃちっちゃな劇場で2週間くらいの限定公開だったから、端ッから期待されちゃいなかったわけだけど、首尾良く続編が出来るかなぁ。いいとこTVムービーどまりだろうけどさ。
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