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「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
投稿日 : 2002/08/15 23:30
投稿者 Excalibur
参照先
監督:スティーブン・スピルバーグ
製作:ロバート・ワッツ
脚本:ジェフリー・ボーム
ストーリー:ジョージ・ルーカス/メンノ・エイメス
製作総指揮:ジョージ・ルーカス/フランク・マーシャル
音楽:ジョン・ウイリアムス

ハリソン・フォード/ショーン・コネリー
デンホルム・エリオット/アリソン・ドゥーディ/ジョン・リス・デービス
ジュリアン・グローバー/マイケル・バーン/リバー・フェニックス

1989年
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汚名返上・名誉挽回
投稿日 : 2002/08/18 14:49
投稿者 Excalibur
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インディアナ・ジョーンズの冒険譚第3弾。今度の舞台は『レイダース/失われた≪聖櫃≫』の2年後・1938年。その杯から水を飲んだものは不老不死になれるという、キリストの聖杯を巡ってのナチスとの争奪戦。一作目に続いてブロディやサラも再登場し(2人ともお笑い要員になりすぎの嫌いもあるが)、これぞ『インディ・ジョーンズ』シリーズという雰囲気を醸し出してくれる。そして何といってもポイントが高いのは、インディの父ヘンリー・ジョーンズ教授役でショーン・コネリーが出演していること。インディの父親を登場させるのはルーカスのアイディアで、その役にコネリーを起用したのはスピルバーグの提案だったようだが、映画史的に見て「インディ」が「007」の子供であることは明白。となれば初代ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリーの登板は、ファンにも納得の人選だろう。もっともヘンリーのキャラクター自体には、007を連想させる要素は何もないのだが(楽屋オチもなし)。更に少年時代のインディ役としてリヴァー・フェニックスをアバン・タイトル部分のみに贅沢に投入。これが後にインディの少年時代を描いたTVシリーズへと結実していく。もっともコネリーが自身の出番を増やすことを主張したりと、ハリソン・フォードは自分が食われることをかなり恐れていたようで、アバンの最後で少年時代と現代とを連続させたのはフォードの申し出が通ったかららしい。確かに、出来あがった作品もインディのキャラの魅力というより、アンサンブルで持っている感じは強い。これはハリソン・フォードの主演作品に共通していることだが。とにかく前作の不満は軽く吹き飛ばしてくれる内容にはなっている。
『レイダース』公開の頃から三部作(一時は四部作とも五部作とも言われていた)構想とされていたシリーズも、ひとまずこれで終わり。二作目が一作目より時代を遡り、三作目は一作目より後の時代になるという展開も当初の予告通りだったが、実はこれ、ルーカスの創造したもう一つのサーガ『スター・ウォーズ』のサイクル(先にエピソード4〜6を作り、次にエピソード1〜3、最後にエピソード7〜9を作って完結させる)と同じなのだ。残念ながら『スター・ウォーズ』のエピソード7以降は完全否定されてしまったが、今度は一度は作らないと言っていた『インディ』シリーズの方が、何度かの噂話の段階を経て正式に動き出した模様。TV版の『インディ』は失敗に終わっただけに、映画版は意地を見せてもらいたい。年齢的にもおそらくハリソン・フォードの演じる最後の『インディ』だろうし。
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