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「ウルトラマンコスモス2/THE BLUE PLANET〜ムサシ(13才)少年編〜」
投稿日 : 2002/09/08 09:39
投稿者 Excalibur
参照先
製作総指揮:円谷一夫
監修:高野宏一
プロデューサー:鈴木 清
脚本:長谷川圭一/川上英幸
音楽:矢野立美
監督・特技監督:北浦嗣巳

東海孝之助/斉藤麻衣/西村美保/松尾政寿/林 泰文
宇野あゆみ/風見しんご/斉藤りさ/加瀬尊朗/中村浩二
嶋 大輔/坂上香織/木之本亮/杉本 彩/嶋田久作
高樹 澪/高橋ひとみ

2002年
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<未来形COSMOS物語>
投稿日 : 2002/09/08 09:41
投稿者 Excalibur
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あれから一年、ムサシは宇宙飛行士の夢を追いつづけていた。だがロケット事故によって宇宙開発計画に暗雲が垂れ込め、ムサシは希望を失いかける。そんなムサシの前に現れた謎の少女は、ムサシに未来の光景を見せるのだった。
主演俳優逮捕を受けて急遽製作された別ヴァージョン。東海孝之助(少年ムサシ)・高橋ひとみ(ムサシの母)・宇野あゆみ(少女マリ)ら前作の出演者と本作のヒロイン・シャウ役の斉藤麻衣を集めて追加撮影を行い、TVシリーズの数年後という設定のオリジナル版を少年ムサシの見た<10年後の夢>という形で再構成した。このため元々TVの後日談よりも前作映画の続きの色合いが濃かった作品が、ストレートな続編へと生まれ変わっている。その後一転して無罪釈放。無事オリジナル版が公開されたことにより封印されるはずが、その出来の良さを惜しむ関係者の尽力により公開の運びとなった。
だが評判とは裏腹にその実際の出来映えはとなると、どうしても不自然な編集が目に付いてしまう。未来の出来事を、少年ムサシがシャウの解説付きで傍観者よろしく時空を超越した空間から覗き見ているという設定なので、さながら劇中劇を見せられてる気分でドラマ部分の臨場感がまるでない。しかもシャウは未来から来て全ての展開を承知した上でムサシに語っているのだから、勢いこちらも常に冷めた視点で見てしまう。そして、「未来の自分の姿を見ることは出来ない」という強引な設定の導入により杉浦太陽の出演シーンは後ろ姿や遠景・シルエットを除いて全てカットされているために、他のキャラクターとムサシとの会話は傍観者ムサシとの切り返しで処理されているのでまるで噛み合わない。また一部台詞を割愛しシャウのナレーション処理としているのも、作品を突き放して見てしまう一因ともなっている。着眼点としては面白いと思うのだが、やはり急場凌ぎの感は否めなかった。
それにしても東海孝之助は変声期を向え顔も大人びて、前作の面影はまるでない。対照的に宇野あゆみが美少女然と成長しているが頼もしいが、それよりも斉藤麻衣の凛とした台詞回しに将来性を感じとった(一方の東海孝之助の棒読み台詞は何とかならなかったものか)。尚、宣材ではカットされている杉浦太陽と赤井英和の名前だが、エンディングではきちんとクレジットされている(もっとも赤井英和は出番がカットされ写真のみの出演になっている)。ちなみにムサシもマリもそれぞれ「13才ムサシ(マリ)」と「22才ムサシ(マリ)」と表記されているが、この年齢だとTVの数年後という設定とは少々矛盾してしまうのだが・・・。
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