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「ロード・オブ・ザ・リング <スペシャル・エクステンデッド・エディション版>」
投稿日 : 2002/12/08 22:58
投稿者 Excalibur
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製作・監督・脚本:ピーター・ジャクソン
製作:バリー・M・オズボーン/フラン・ウォルシュ/ティム・サンダース
共同製作:リック・ポーラス/ジェイミー・セルカーク
製作総指揮:マーク・オーデスキー/ボブ・ワインスタイン/ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン
音楽:ハワード・ショア

イライジャ・ウッド/イアン・マッケラン/リヴ・タイラー/ヴィゴ・モーテンセン
ショーン・アスティン/ケイト・ブランシェット/ジョン・リス=デイヴィス/ビリー・ボイド
ドミニク・モナハン/オーランド・ブルーム/クリストファー・リー/ヒューゴ・ウィービング
ショーン・ビーン/イアン・ホルム

<吹替キャスト>
浪川大輔/有川博/坪井木の実/大塚芳忠
谷田真吾/塩田朋子/内海賢二/飯泉征貴
村治学/平川大輔/家弓家正/菅生隆之
小山力也/山野史人

2001年
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Re: 劇場で見て
投稿日 : 2005/02/27 20:15
投稿者 Excalibur
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昨年春にも一度映画館に掛っていたが見逃したので、今回が初めての劇場での鑑賞と相成った。
178分から208分へ30分の拡張、この上映時間の長さは映画館で見るには現実的ではない、<劇場公開版(CE)>の意義はここにもある、と思っていたものだが、既に201分ある『王の帰還』が普通に公開されてしまった今となっては何ほどのこともない。ただDVDもディスク二枚に収められていることだし、途中休憩があっても良かったなとは思う。途中での入退場者の存在は、集中力を阻害するからだ。

ホビット庄及びホビットへの言及が膨らまされたプレ・シークエンスから、<CE>よりも初心者に優しい配慮のあるこの<SEE>だが、注目したいのはやはりボロミアの復権だろう。実際の時間配分はどうなのかわからないが、印象では一番出番が増えたように思うし、指輪を欲する気持ちの背後にある強い国民への愛情、そしてゴンドールの執政の息子として王位継承権を有するアラゴルンへの屈折した思いが強調されることによって、より魅力的な人物として表現されている。公開版(CE)は公開版で好きだが、<SEE>には追加されて無駄だと感じる部分は殆どない。

          (2004/1/31 VIDEO、2005/1/20 東劇)
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<SEE>
投稿日 : 2002/12/08 22:59
投稿者 Excalibur
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劇場公開された『ロード・オブ・ザ・リング』に、約30分の未公開シーンを追加した再編集版。DVDのみでのリリースなので”ビデオ・オリジナル作品”扱いにすべきものかもしれないが、イベントとはいえ劇場での上映もなされているので”映画”として取り上げる。
<特別延長版>とはいっても、単純に削除したシーンを継ぎ接ぎしたロング・ヴァージョンというわけではない。新たにシーンを追加するだけでなく、既存のシーンの中にもカットを細かく追加したり、前後のシーンを入れ替えたり、セリフを録り直したり、更に繋がりを重視する為に新たに音楽を作曲して録音したりと、徹底的なリニューアルが図られている。フロドの語るホビット庄の説明、サムのローズへの想い、ルシアンの歌に自分とアルウェンを重ね合わせるアラゴルン、自分の国や民へ寄せるボロミアの強い思い、より積極的に能動的に物語へと関り、そしてガンダルフとの対決色を強めるサルマンの独白など、劇場公開版ではやや舌足らずに終わったキャラクターにも深みが与えられ、作品世界の捉え難さもかなり解消されているので、何故こちらを公開してくれなかったのだという恨みも残る。殊にファンの間でもカットが話題になっていた、旅の仲間がガラドリエルの奥方から贈り物を受け取るシークエンスが復活しているのも、第二部以降の展開に与える影響を考えると興味深い。だが3時間半というランニング・タイムはやはり興行的には現実味が薄く、家庭で個人で楽しむビデオという媒体ならではの企画というのも承知しているのだが(個人的には、それに特化して更に長尺でも良かったと思う。2時間×前後編という構成も無理ではなかろう)。
劇場公開版では今一つ内容が理解できなかった人、更に納得出来なかった原作ファンには、是非一度この<スペシャル・エクステンデッド・エディション>を見て欲しい。映像化作品が成功だったか失敗だったかは、こちらを見てから判断しても遅くはないはずだ。

          (2002/12/7 VIDEO)
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