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「妖星ゴラス」
投稿日 : 2003/01/12 20:59
投稿者 Excalibur
参照先
製作:田中友幸
原案:丘見丈二郎
脚本:木村武
音楽:石井歓
特技監督:円谷英二
監督:本多猪四郎

池部良/上原謙/志村喬/白川由美/久保明
水野久美/佐々木孝丸/小沢栄太郎/河津清三郎/西村晃
田崎潤/平田昭彦/佐原健二

1962年
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大スクリーンで見たい!
投稿日 : 2003/01/12 21:00
投稿者 Excalibur
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地球の6000倍もの質量を持つゴラスが地球に接近。爆破が不可能と知った人類は、南極に巨大なロケット・エンジンを設置し、地球の軌道を変えて難を逃れようとする。これより先、同様のシチュエーションを描いたアメリカ映画『地球最後の日』(1951年)では、”ノアの箱舟”よろしく人類は新天地を求めて地球を脱出するが、『ゴラス』の「地球そのものを動かしちゃえ」という発想は大胆。僕が初めて見たのは小学生の頃だったけど、そのあまりのバカバカしさ、といって悪ければ荒唐無稽さに呆れたものだが、後になってビデオ等で見直してみると、下手に理詰めで攻められるよりも遥かに楽しい。とにかく密度が濃いのだ。豪華なキャスティングもさることながら、90分とは思えないほど色々なエピソードが詰め込まれている。最初にゴラスを発見するロケットとその乗組員のドラマ(ゴラスの重力に引き寄せられ、脱出叶わず地球へ貴重なデータを送信しつつ、万歳三唱で玉砕!)、その事故でフィアンセを失った女性と、そんな彼女に想いを寄せつづけるパイロットとのラブ・ストーリー、地球を救うべく様々な方法論を話し合い、陣頭指揮を執る科学者たち・・・。もっと一つ一つのエピソードを掘り下げて欲しいとも思わないではないが、これでもかこれでもかとたたみ込む展開なだけに盛りあがるのも事実。これが黄金期の日本映画の実力なのだろう。今では叶わぬ夢か。
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