野望、慈悲、怠惰、性欲、嫉妬、むかつき、そして充実感。
ＡＩ（プログラム）と言ったって、感情があり、なんら人と変わりない。ように見える。
ギリシャ神話の神様たちとかってこんな感じかな？っと、あとから思った。

映画を見てる時は、見聞きしてるだけで精一杯。
これでもか！これでもか！と迫ってくるＡＩたちと主人公たちの抵抗は、
すっごいうまいアニメーターの描いたみたいなアングルグルグルで驚いた。
特に、わらわら出てくるスミスには、お口あんぐりさせられます。
こりないお方ね、スミスさん。ここで名セリフも出てきます！

ネオは黒いハイネックのストイックなコートに身を包み、余裕すらかましてます。
マトリックスのハッキングはなんでもござれ！みたいな感じです。
でもテレポートはできないらしい。
もっと便利な技をイメージトレーニングしてもらいたいものです。
いいところで終わってしまうので、とにかく続きを見たいです。

最終章となる「レボリューションズ」への希望など、つらつら書いてみますと、
もっと、わらわらとスミスを出して欲しい。
むしろネオ（アナグラムでＯＮＥなんだそうですね）以外、全部スミスで！
決闘時に降ってる雨はマトリックスのソースとやらが溶けかかってるってことで！
で、ラストは多くの方々の予想通り夢オチでもかまわないけれども、
ズだから複数形。
ネオの革命ではなく、スミス達の革命であってほしい。と願う私なのでした。

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大ヒットに背を向け続けてきましたが、ようやく重い腰を上げて見てまいりました。最初に断っておくと、これは＜三部作＞の真ん中ということになっておりますが、むしろ＜二部作＞の後半の、さらに前編という感じです。話の途中でいきなりブチンと切れ「次回完結」と出ますので、これは次の『マトリックス・レボリューションズ』を見ないことには最終評価は下せない、ということでしょう。『スター・ウォーズ』も『ロード・オブ・ザ・リング』も＜三部作＞の中間作は良いところで終わってますが、もう少し独立した一本の映画らしい終わり方してるのになぁ。あ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の二作目は結構唐突に終わってたっけ。でもどっちかというと、ＴＶドラマの中ＣＭの前みたいな終わり方なんですな、これ。
それにしても今回、みずよさん始め、一作目を見ずしてこの『リローデッド』の虜になってらっしゃる方がいらっしゃることに、驚きと感嘆の念を抱いております。どーしてこれだけ見て、面白いと思えるの？形而上学的屁理屈の応酬（？）となる会話シーンと、モーション・キャプチャー使いまくりの「んなバカな」炸裂アクション・シーンが交互にくるだけで、映画見ていて何が何やらサッパリ。いや、「キアヌがカッコイイ！」とか一部で（？）根強い「スミスが〜！」とか、そういう萌え要素だけにこだわって楽しんでるならわからないでもないんですがね。わざわざ一作目を見直してから見に行ったのに、さっぱりわからないぞ・・・あー、やっぱり僕にはこの世界は無理なのかもしれない・・・・・・。
こうなりゃ意地でも『レボリューションズ』は見ようと思いますが、はたして三本まとめて見て、納得出来るのかしらん。うーん、時代に取り残されてく気分。

おまけ。
今回の新キャラでキャプテン・ミフネという人が出てきます。名前だけじゃなく、演じてるのもソックリさんなんですな。一人でクスクス笑ってしまいました。次回作でも出番あるかな？

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脚本・監督・製作総指揮：ウォシャウスキー兄弟
製作：ジョエル・シルバー
製作総指揮：グラント・ヒル／ブルース・バーマン
音楽：ドン・デイビス

キアヌ・リーブス／ローレンス・フィッシュバーン／キャリー＝アン・モス／ヒューゴ・ウィービング
ジャダ・ビンケット・スミス／グロリア・フォスター／モニカ・ベルッチ／コリン・チャウ
ノーナ・ゲイ／ランダル・ダク・キム／ハリー・レニックス／ハロルド・ペリノー
ニール＆エイドリアン・レイメント／ランバート・ウィルソン／アンソニー・ウォン
ヘルムート・バカイティス／クレイトン・ワトソン／アンソニー・ザーブ

2003年

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