「エリン・ブロコビッチ」
投稿日 | : 2000/12/14 23:31 |
投稿者 | : Excalibur |
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二度の離婚歴があり、二人の子供を抱え仕事にあぶれていた女性が、ひょんなことから法律事務所で弁護士の助手として働くことになり、やがて大企業相手の環境汚染訴訟で史上最高額の和解金を勝ち取ることになるという実話に基づく物語。環境汚染を主題にして社会派ドラマとしていくらでも重たく出来る素材だが、徹底的に一人の強烈な個性を持った女性の描写に重点をおき、痛快な娯楽作に仕立て上げている。これで裁判における丁々発止の遣り取りも描いてくれていれば、法廷物としても一級品になり得ていたかもしれないと考えると惜しいところだが。
蓮っ葉で自己中心的なヒロインは正にジュリア・ロバーツに適役と思うが、寄せて上げた巨乳、あれはどうしても必要だったのだろうか? シーンによってその印象がかなり違うのはご愛嬌。 またエリン本人も劇中にレストランのウエイトレスとしてチラッと出演。何故か胸に「ジュリア」と書かれたネーム・プレートを付けているのはお遊びか。アルバート・フィニーが脇でいい味を出している。
作品データ