「奪還 アルカトラズ」
投稿日 | : 2004/02/20 23:55 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
2002年
<スタッフ>
監督・脚本 :ドン・マイケル・ポール/製作 :アンドリュー・スティーヴンス、エリー・サマハ、スティーヴン・セガール/製作総指揮 :クリストファー・エバーツ、ウーヴェ・ショット、ランドール・エメット、ショージ・ファーラ/共同制作 :フィル・ゴールドファイン、ジェームズ・ホルト/撮影監督 :マイク・スロヴィス/音楽 :タイラー・ベイツ/音楽スーパーヴァイザー :マイケル・ロイド/美術 :アルブレヒト・コンラッド/衣装デザイン :バーバラ・ジェイガー/編集 :ヴァニック・モラディアン/ライン・プロデューサー :アリソン・セメンザ/キャスティング :ジェフ・ジェラード/スタント・コーディネーター :ヴォルクハード・バフ/ファイト・コーディネーター :シン・シン・シャン
<キャスト>
スティーヴン・セガール/モリス・チェストナット/ジャルール/ニア・ピープルズ/トニー・プラナ/ クルプト/マイケル“ベアー”タリファロ/クローディア・クリスチャン/リンダ・ソーン/ブルース・ワイツ/リチャード・ブレマー/マイケル・マクグラディ
キング・オブ・アクション
投稿日 | : 2004/02/20 23:56 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
イイ!やはり、セガールのアクションは、安心して見られる。
アクションが安心して見られるというのは、褒め言葉ではないのかも知れないが、”奴が死ぬ訳がない”という屈強なタフさが、見る者に余裕を持たせてくれて良い。その余裕が、アクションシーンの役者の立ち回りを存分に見せてくれるので、スピード感溢れるアクションシーンでも、取り残されることなく映像について行ける。
今回は、アクションシーンの殆どでヒップホップが流れていてリズムも良く、且つアクションの切れも良いので、始めから終わりまで音楽の波の中で見るような感じ。
全体の「動」と「静」のめりはりが良く、各所に盛り込まれたアクションシーンが流れをぐいぐいと引っ張っていいて、”アルカトラズ”という史上最悪の刑務所であるにもかかわらず、それをものともしない囚人たちの態度と表情が、ともすると暗くなりがちな設定の重さを取り払っている。
残念だったのは、セガール演ずるサーシャの妻の存在。DVD収録の未公開シーンで、サーシャの腕の中で殺される妻のシーンがあったので、これが本編に入っていたらもっとサーシャの哀しみが深まったと思う。ぜひ入れて欲しかった。
注目の役者は、ニア・ピープルズ。アルカトラズに侵入した傭兵集団No.2の役で、実に素晴らしいアクションを披露している。視線、姿勢が良く、あの視線で射られたら、瞬殺されてしまいそうなほど。ジャルールとの素手での格闘シーンは必見。素晴らしい殺陣を見ることが出来る。
セガールとヒップホップの相性が良かったのかどうかは分からないが(笑)、期待通りのアクションは健在。”キング・オブ・アクションの降臨”に触れて下さい。