「キャプテン・アメリカ/帝国の野望」
投稿日 | : 2004/07/18 21:56 |
投稿者 | : Excalibur |
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『スーパーマン』の映画をヒットさせ、『バットマン』をもスクリーンに送り込もうとしているライバルD・Cコミックに対抗して、自社ヒーローの映画化企画を売り込んでいたマーベル・コミックが実現させたヒーロー映画。難産が続いていた『スパイダーマン』(この頃はカロルコ社が権利を持っていた)や、あまりの出来の酷さに封印されたと噂の『ファンタスティック・フォー』と違って、無事完成の報に公開を楽しみにしていたがオクラ入り。なんでかなーと思っていたら、実は製作会社が潰れちゃったからだそうな。合掌・・・。あちらではきちんと劇場公開されたのかしらん。
ということで、一時は『スーパーマン4』なんぞも作っていたキャノン・フィルム末期の作品。「ちゃちい」とか「しょぼい」とか言う声も聞えるし、色々文句を言いたい部分もないではないけど、僕的にはOKな仕上り。自称”クロサワの弟子”アルバート・ピュン監督にしては上出来の部類かと。
星条旗丸出しのキャプテンのコスチュームや、その愛国精神ぶりには抵抗ある人も多いだろうけど、それは元々の原作コミックがそういう作りだから致し方ない。なんせ敵はナチスが生み出した怪人だ。
製作はメナハム・ゴーラン、それにスタン・リーが製作総指揮に名を連ねている。
出演は マット・サリンジャー、キム・ギリンガム、ロニー・コックス、ネッド・ビーティ、メリンダ・ディロン、マイケル・ヌーリーらで1990年の作品。