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「テラコッタ・ウォリア/秦俑」
投稿日 : 2004/07/18 21:57
投稿者 Excalibur
参照先
禁断の恋に落ちたことで始皇帝の不興を買った蒙将軍は王墓に生き埋めにされ、恋人冬児は火刑となる。しかし不老不死の薬を飲んでいた蒙将軍は1930年代の上海に甦り、冬児そっくりの女性と出会う。どシリアスな悲恋物語が一転、中盤からコメディになる、良くも悪くも香港映画。カルチャー・ギャップを繰り返したりしてるうちに、実はこの女性が冬児の生まれ変わりであることがわかり、今度は盗賊団から始皇帝の墓を守るための大アクション・ムービーへと大変貌を遂げる。クライマックスは馬に乗った蒙将軍と飛行機の大激突! この怒涛の展開に一時はどうなることかと思っていると、破綻する寸前で留まり快作となった。
それにしてもこのヒロイン役の女優さんの演技の幅は広い。清楚な乙女から、アーパーな女の子まで見事に演じ分けている。こういう人がいるから香港映画は侮れない・・・と思っていると、この人は『さらば、わが愛/覇王別姫』、『秋菊の物語』、『きれいなおかあさん』などの国際的な大女優コン・リーの若き姿だったりするのだ(当時は全然知らなかったが)。
また主演は、『菊豆』、『紅夢』、『上海ルージュ』、『初恋のきた道』、『あの子を探して』それに『HERO/英雄』などの巨匠監督チャン・イーモウである。
監督は、最近では再びアクション監督として活躍が目立つ『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』のチン・シュウトン。1989年の作。
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