「白夫人の妖恋」
投稿日 | : 2004/08/06 21:56 |
投稿者 | : Excalibur |
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1956年に東宝が作った「白蛇伝」。東映動画がこれを題材にして長編第一作を作るのは2年後である。元々のお話を知らないのでどちらが原典に近いのかわからないが、東映アニメ版は女の業の部分は見事に端折っているし、ラストも二人の死ではなく理想郷への旅立ちとしているなど、明らかに子供向けに改変している点が見受けられる。一方こちらは円谷特撮でスペクタクルを充分に描いている。ただ演出は全体的に怠く、許仙役の池部良は良いのだが、白娘を演じた山口淑子がどぎつ過ぎて頂けない。反面、白娘の侍女・小青の八千草薫が可愛らしいこと可愛らしいこと。総評としては、かなり辛くなる。
香港のショウ・ブラザーズとの合作で、監督は豊田四郎。1956年。