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「リディック」
投稿日 : 2004/09/07 19:37
投稿者 Excalibur
参照先
監督・脚本:デヴィッド・トゥーヒー
プロデューサー:スコット・クループ/ヴィン・ディーゼル
製作総指揮:テッド・フィールド/ジョージ・ザック/デヴィッド・ウーマーク
音楽:グレアム・レヴェル

ヴィン・ディーゼル/コルム・フィオーレ/ジョディ・デンチ/タンディ・ニュートン/カール・アーバン
アレクサ・ダヴァロス/ライナス・ローチ/ニック・チンランド/キース・デヴィッド

2004年
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壮大な銀河年代記の幕が開く!?
投稿日 : 2004/09/07 19:38
投稿者 Excalibur
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強大な戦力を持ち、銀河を支配せんと企む宇宙の”十字軍”とでも呼ぶべき狂信的侵略者”ネクロモンガー”。それを倒すべく運命付けられたのは、五つの惑星から指名手配されているお尋ね者――”リディック”。悪を倒すには悪の力しかない! ということでヴィン・ディーゼル演じるアンチ・ヒーロー”リディック”が大活躍するSF活劇である。
裏『スター・ウォーズ』と呼べそうな(『デューン/砂の惑星』も意識してる?)対抗意識ありありの作品で、予言やら何やら壮大なバックボーンも用意しているが、結局はリディックに頼りきったワンマン・アーミー物になっているのが惜しい。いくら超絶的なキャラクターでも、一人で立ち向かうにはあまりにでか過ぎるはずの相手(厳密には何人か仲間となるメンバーがいる)。それをやってのけてしまうのだから、せっかくの世界観を矮小化する結果になっていないか。それにリディックも「破壊神か救世主か」という程の凄みは感じさせてくれず、ごくごく普通のヒーローにしか見えないのもマイナス。対する”ネクロモンガー”の首領”ロード・マーシャル”ももっと堂々としていて欲しいのだが、どう見てもリディックに貫禄負けしているのが情けない。三部作の第一部という位置付けのようだが、何となく先細りしそうで不安である。もっとも、意表を突くというか、皮肉っぽくて笑えるラストは面白く、これにどういうオチを付けるかだけでも、続編に対する興味は出てくるというものだ。首尾良く続編が作られれば、だが。
妻に唆され野望を抱くネクロモンガーの司令官ヴァーゴを演じているカール・アーバン(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのエオメル役)、それにリディックを慕う少女キーラ役のアレクサ・ダヴァロスの二人には要注目。殊にシリーズが続行されればヴァーゴがキーになるキャラクターだろうから、大事にして欲しいものだ。

ところでシリーズといえばこの作品、既に『ピッチブラック』という作品の続編なのだが、日米共にあまり宣伝されていない。何故だろうか。
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