監督・脚本・製作：Ｍ・ナイト・シャマラン
製作：スコット・ルーディン／サム・マーサー
音楽：ジェームズ・ニュートン・ハワード

ホアキン・フェニックス／エイドリアン・ブロディ／シガニー・ウィーバー
ウィリアム・ハート／ブライス・ダラス・ハワード／ジュディ・グリアー
ブレンダン・グリーソン／マイケル・ピット／チェリー・ジョーンズ

2004年

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1897年のペンシルバニア州。深い森に囲まれ、外界から隔絶された村には、60人ほどの村人たちが一つの家族のように寄り添い合い、自給自足の理想的な共同体を築いていた。しかし村人たちは不可解な掟を作り、森に決して近づこうとしなかった。何故ならこの森は＜口に出してはならない存在＞のものであり、＜彼ら＞の聖域である森を冒さない限り、村人に危害は及ばないという和解が成り立っていたからだ。しかし、ある日突然その和解は葬り去られる。

『シックス・センス』『アンブレイカブル』『サイン』のＭ・ナイト・シャマラン監督が贈る、ホラー・タッチのミステリー・サスペンス映画。と紹介するだけで、既に監督の術中にはまっているような気がする。確かにサスペンス映画ではあるのだが、おそらく大方の人が想像しているのとはかなり違ったテイストの作品になっている。ラブ・ストーリーを撮りたかったという監督の発言も頷ける。
比較的早い段階でネタばらしもあるし、勘の良い人ならば途中で作品の構造が見えてくると思うが、それでも最後のどんでん返しにはヤラレタというか、ズルイというべきか。
好き嫌いはかなり分れると思うし、何度でも見たい作品というほどでもないが、全てを知った上でもう一度見て、矛盾点がないかどうかを確かめたいという気にはさせてくれる。

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