監督：デヴィッド・トゥーヒー
製作：トム・エンゲルマン
製作総指揮：テッド・フィールド／スコット・クルーフ／アンソニー・ウィンリー
原案：ジム・ウィート／ケン・ウィート
脚本：ジム・ウィート／ケン・ウィート／デヴィッド・トゥーヒー
音楽：グレーム・レヴェル

ヴィン・ディーゼル／ラダ・ミッチェル／コール・ハウザー
キース・デイヴィッド／ルイス・フィッツジェラルド／クローディア・ブラック
ライアナ・グリフィス／ジョン・ムーア／サイモン・バーク

2000年

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護送中の殺人犯リディックを乗せた宇宙船が不時着した惑星、そこは光を嫌い闇を好む恐るべきモンスターの巣窟だった。おりしも２２年ぶりの日蝕が起ころうとしていた。果して危険なのはモンスターか、それともリディックか。一種の密室劇になっていて、しかも有名スター不在なために、誰が生き残るかわからない妙味がある。アクション映画というよりは、『エイリアン』系統のサスペンス物だろう。
人間関係にもひねりがあり、リディックのアンチ・ヒーローぶりもユニークなので、Ｂ級の小品としてはまぁまぁ楽しめる。女性パイロットを演じたラダ・ミッチェルが魅力的で、実質的には彼女が主人公だ。
ところでこの作品の続編が『リディック』なのだが、あのキャラクターから、よくもこれだけでかいスケールのお話を引出したなと感心するくらい、作品の雰囲気から何からまるで別物。おそらく、かかった制作費の桁もかなり違うはず。

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